施設の概要
展示構成
館内の総合展示室では、旧石器時代から現代までの東北地方の歴史を9つの時代別コーナーで紹介しています。さらに、地域の特色を深く掘り下げるテーマ展示室では、東北ならではの文化や風習に焦点を当てた3つのテーマ展示が行われています。
その他にも、特別企画を開催する特別展示室、映像で歴史を学べる映像展示室、歴史学習や研修に利用できる研修室や大会議室、実習室など、教育・文化活動を支える多彩な施設が整っています。
主な施設一覧
- エントランスホール(総合案内)
- 総合展示室
- テーマ展示室
- 映像展示室
- 特別展示室
- 研修室・実習室・大会議室
- 救護室
- レストラン
- ミュージアムショップ
- こども歴史館(3階)
- 図書情報室
- 講堂
文化財の移築と屋外施設
今野家住宅
館外には、1769年に建築された今野家住宅が移築されています。この住宅は当時の肝煎(村役人)の住まいで、宮城県指定有形文化財に指定されています。もともとは石巻市北上町橋浦にあったものを、本館に隣接する土地に移築・保存しており、江戸時代後期の農村生活の様子を間近に見ることができます。
水上舞台
屋外には水面に浮かぶように設計された水上舞台があり、イベントや催しの会場として活用されています。水と建築の調和が美しく、訪れる人々の目を楽しませます。
沿革
東北歴史博物館は、1974年8月に開館した「東北歴史資料館」を前身としています。資料館の老朽化と展示内容の充実化を目的に、新たな文化拠点として再整備され、1999年4月1日に正式に設置されました。同年10月9日に開館し、現在に至ります。
その理念は、「東北・宮城の歴史に学び、優れた地域文化を伝承し、21世紀における文化創造を支援する拠点」であり、地域の人々や研究者、観光客に向けて多様な活動を展開しています。
利用案内
開館時間と休館日
開館時間は9:30~17:00(最終入場16:30)です。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始(12月29日~1月4日)で、そのほか臨時休館日もあります。
入館料
常設展や特別展の入館料は展示内容によって異なりますが、県民にとって利用しやすい価格設定となっています。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
アクセス
- 鉄道:JR東北本線「国府多賀城駅」から徒歩1分
- 車:三陸自動車道・多賀城ICから約5分
- 駐車場:普通車191台、大型バス10台(無料)
周辺の観光スポット
博物館の周辺には、歴史的価値の高い史跡が数多く存在します。中でも特別史跡「多賀城跡」や多賀城政庁跡は必見です。また、多賀城碑、多賀城廃寺跡、多賀城神社、陸奥総社宮なども近隣にあり、歴史散策には絶好のエリアです。
まとめ
東北歴史博物館は、豊富な展示資料と充実した学習環境を備えた、東北地方の歴史と文化の発信拠点です。古代から現代までの歴史の流れを総合的に学ぶことができ、さらに実物資料や文化財を通して当時の生活や文化を体感できます。多賀城市周辺の史跡めぐりと合わせて訪れることで、より深い歴史体験ができるでしょう。
歴史ファンはもちろん、家族連れや学生、観光客にとっても魅力的なスポットであり、宮城県を訪れる際にはぜひ立ち寄りたい施設の一つです。