松島湾はあなごの生育に適した産地。年30~50トンの水揚げがある。小ぶりだが、脂が乗り、うま味が強い。7月~8月が旬。
関西では焼きあなご、関東では煮あなごが好まれる。煮あなごには、醤油の色合いをつけずに短時間で白くあげた沢煮と、とろけるほど柔らかく煮たものがある。
あなごは体長は大きいもので90cm位までになるが、40~50cm位のものがおいしい。日本全国の内湾の砂泥底に生育し、昼間は砂泥の穴の中から頭だけ出し夜になると餌を求め活発に活動する夜行性の魚。
旬 6月 7月 8月
松島は冬には美味しい「牡蠣」、夏には美味しい「穴子」が有名な観光地です。
日本屈指の漁場である三陸の豊かな海が育んだ海鮮グルメも、松島の魅力の1つ。特に、小ぶりながらも海のエキスを凝縮させた松島産の牡蠣と、築地でも高い評価を受けている松島湾でとれた穴子の2つは、松島に来たら外せないグルメです。
松島湾でとれる牡蠣は、小さな身の中に栄養が蓄えられ、口に入れると濃厚な旨みが溢れます。牡蠣のシーズンは毎年10月から3月ですが、その時期には牡蠣小屋が立ち並び、新鮮な牡蠣が提供される光景を見ることもできます。
そして、もう1つの名物、穴子もお忘れなく。松島湾は穴子の漁場としても有名で、豊かな三陸の海が育んだその身はふっくらと柔らかく、東京の築地でも高値で取引されています。
松島に来たら、とれたての穴子を濃厚なタレがかかった穴子丼として味わうことができます。牡蠣の旬は冬ですが、一方穴子の旬は6~9月の夏場になります。