明治天皇東北巡幸にゆかりのある旅館
「旧ゑびや旅館」は、明治9年(1876)に行われた明治天皇の東北巡幸において、随行していた大隈重信参議らが宿泊したと伝えられる由緒ある建物です。この歴史的背景からも、当時の塩釜の繁栄ぶりがうかがえます。
歴史を物語る建築と意匠
館内には、明治の趣を今に伝える貴重な部屋が数多く残されています。中でも有名なのが、天井いっぱいに桜の花が描かれた「桜の間」。港町らしい遊び心を感じさせる意匠や、あえてフナクイムシに食害された材木を使用するなど、当時の職人の粋が感じられます。
博物館としての見どころ
現在、建物の2階・3階は博物館として公開されており、ゑびや旅館時代の客室や、塩釜に関する歴史資料を見ることができます。また、大隈重信が宿泊した部屋も復元されており、明治の旅館文化を間近に体感できます。
館内では、ボランティアガイドによる案内もあり、塩釜の歴史や周辺の史跡について詳しい説明を聞くことができます。歴史好きな方にはたまらない魅力です。
1階は温もりある「カフェはれま」
博物館の1階は、和モダンな雰囲気が漂う「カフェはれま」として営業しています。テーブル席とお座敷席があり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。提供されるメニューには、抹茶やコーヒーに加え、塩釜ならではのご当地スイーツ(藻塩クッキーや藻なかサブレ)があり、訪れるたびに異なる味を楽しめます。
観光の途中での小休憩にぴったりのスポットで、歴史的建物の趣を感じながら、ほっと一息つけるのも魅力の一つです。
震災を乗り越えた歴史的建造物
この建物は、2011年の東日本大震災で津波被害を受けましたが、その後修復され、再び多くの人々に歴史と文化を伝え続けています。現代に残る明治の建築様式を肌で感じられる、貴重なスポットです。
アクセスと利用情報
所在地:宮城県塩竈市本町(御釜神社の向かい)
見学時間:詳細は公式情報をご確認ください
料金:カフェ利用のみの場合は無料、博物館見学は有料
所要時間:カフェ利用で30分〜、見学込みで60分程度
まとめ
塩竈まちかど博物館(旧ゑびや旅館)は、明治の歴史と文化を間近で体験できる特別な場所です。博物館での見学とカフェでのひとときを通じて、塩釜の魅力をゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。