「つゆはっと」はすいとんの一種で、小麦粉の生地を薄く延ばしてちぎった「はっと」を汁で煮込んだ料理。醤油か味噌で仕立てられ、「汁はっと」とも呼ぶ。そのおいしさから農民が小麦料理を好むあまり、米をつくらなくなっては困ると殿様が「ご法度」にしたという由来もある。
特に宮城県登米地方では、具に名産の油で揚げた麩「油麩」を加えたものが親しまれている。年間通して食されるが、「はっと」のおしることともに冬に楽しまれることが多い。
旬 1月 2月 12月
はっと料理を集める「全国はっとフェスティバル」
日本一はっとフェスティバル(にほんいちはっとフェスティバル)は、宮城県登米市迫町で開催される冬の食文化の祭典です。
全国はっとフェスティバルとも呼ばれ、登米市庁舎の側の公園で行われます。このフェスティバルでは、登米名物のはっとや各地の郷土料理が一堂に集まります。200円から300円で美味しいはっとを味わうことができます。
出店者は宮城県内だけでなく、岩手県、福島県、山形県、岐阜県などからも参加しています。