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栗駒山

(くりこまやま)

多くの登山客に愛される東北の名峰

東北の名峰として多くの登山客に愛される栗駒山は、標高1,626メートルで、宮城、岩手、秋田の三県に広がっています。

山頂は宮城県と岩手県の境界に位置しています。奥羽山脈に属し、焼石岳や神室山とともに栗駒国定公園や栗駒山・栃ヶ森周辺森林生態系保護地域に指定されています。二百名山や花の百名山の一つです。

夏の高山植物や秋の紅葉は特に美しく、多くの登山客が訪れます。栗駒山には原生林や湿原、湖沼など見どころがたくさんあります。

おすすめの登山コース

栗駒山には初級者から上級者向けまでさまざまな登山コースがありますが、特におすすめのコースは以下のルートです。 **いわかがみ平~東栗駒コース~栗駒山頂~中央コース~いわかがみ平** - **上り**: 約2時間30分 - **下り**: 約1時間(休憩時間除く) ### コースの特徴 - **東栗駒コース**: 段差をよじ登ったり、はしごを使って登ったりするアドベンチャー要素が満載のルートです。途中、風が強く吹き付けたり、沢の中を歩いたりする場所もあるため、体力や装備、天候に不安がある場合は注意が必要です。 - **中央コース**: 登山道が整備されており、初心者でも無理なく楽しめるコースです。特に体力に自信がない方や、装備が十分でない場合はこちらのコースの往復がおすすめです。 ### 登山の注意点 登山の際は以下の装備を忘れずに準備しましょう。 - 登山用の靴や靴下 - レインウェア - 飲料 万全の装備で栗駒山の山頂を目指し、安全に楽しんでください。 【標高】1,627.4メートル

特徴 栗駒山は、安山岩やデイサイトを主な岩質とする成層火山で、活火山に指定されています。約80万年前から活動を開始し、最新の噴火は1944年11月20日の小規模な水蒸気噴火で、これにより昭和湖が形成されました。過去の噴火記録には、江戸時代の1744年2月3日の噴火もあります。山頂の北側にある約11万年前に形成された平坦な溶岩ドームの剣岳では、噴気活動が盛んで東斜面で樹木の枯死が見られます。 山頂の北側には、北西方向に開口する直径約2.2kmの馬蹄形のカルデラがあり、その延長上には岩屑なだれによる斜面があります。この岩屑なだれは東西2.5km、南北4kmの範囲に分布しています。 ### 登山コース 栗駒山には9本の登山コースがあります。最短コースは南東斜面の「いわかがみ平」から登る中央コースで、距離は約3km、所要時間は約2時間です。山頂部には高木がなく、眺めが良いのが特徴です。『日本百名山』の著者、深田久弥は、後書きの中で「東北では秋田駒ヶ岳と栗駒山を百名山に入れるべきだったかもしれない」と述懐しています。 ### 紅葉 栗駒山の紅葉は「神の絨毯」と称されます。秋分の頃に山頂から始まり、10月上旬にかけて次第に麓へと降りてきます。

Information

名称
栗駒山
(くりこまやま)
リンク
公式サイト
住所
宮城県栗原市
電話番号
0228-22-1151
料金

入山無料

アクセス

JRくりこま高原駅からタクシー、レンタカーで70分
東北自動車道若柳金成ICから車で65分
東北自動車道築館ICから車で70分

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