冬から春にかけて旬を迎える「ホッキ貝」を割下でさっと火を通し、醤油味で煮込み、煮汁で炊いたご飯とともに食す亘理地域の郷土料理。貝の旨味を堪能できるご飯と、ふっくらと仕上がるホッキの身の食感がたまらない。貝の身は熱を加えると鮮やかな紅色に変化するため、目でも楽しむことができる。
【歴史・由来】
宮城県南部の沿岸にある亘理町を中心に、冬から春の味覚として愛されている「ほっきめし」。亘理町の荒浜漁港や隣町山元町の磯浜漁港では古くからホッキ貝の漁が盛んであり、家庭の味のひとつであったようだ。
【おすすめの食べ方】
ホッキ貝の旬である12月~5月になると町内の家庭や飲食店で「ほっきめし」をはじめ、天ぷらや刺身で食べる。特に生の刺身はとれたて新鮮だからこそ食べることができるもので、漁港のある荒浜地区周辺の家庭で食べることがある。
【作り方】
・ホッキ貝を醤油味の割下でさっと火を通す。
・ホッキ貝の煮汁でご飯を炊き、火を通したホッキ貝をのせて完成。
【提供店】
亘理町の荒浜漁港近辺の飲食店で味わえる。各飲食店ではホッキ貝の火の通し方にこだわりがあり、お店ごとによってホッキ貝のさまざまな食感が楽しめる。
旬 12月 1月 2月 3月 4月 5月