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鎌先温泉

(かまさき おんせん)

鎌先温泉は、宮城県白石市にある東北でも歴史の古い温泉地で、開湯はおよそ600年以上前、正長元年(1428年)に遡ります。この温泉は「キズに鎌先」として奥羽の薬湯とも呼ばれ、古くから湯治場として多くの人々に親しまれてきました。その名の由来は、一人の農夫が草刈りの最中、持っていた鎌の先で地面を掘ったところ湯が湧き出したことからといわれています。

歴史ある薬湯の伝統

鎌先温泉は古来より傷や火傷の治癒に効果があるとされ、脚気、神経痛、リウマチ、婦人病、胃腸病などにも効能があると伝えられています。この効能の高さから、伊達政宗や片倉景綱といった歴史上の人物も訪れたとされる名湯です。長い歴史の中で、湯治客で賑わった時代もあり、現在もなお東北を代表する癒しの温泉地としてその名を残しています。

泉質と温泉の特徴

鎌先温泉の泉質はナトリウム・塩化物・硫酸塩泉、含鉄泉で、源泉温度はおよそ39℃から47℃。ややぬるめのさらりとした湯は、体に優しくじんわりと温まります。薬効のある湯は古くから「薬湯」と呼ばれ、疲労回復や美肌効果も期待できます。

温泉街と旅館の魅力

鎌先温泉には、かつて湯治客を受け入れていた旅館が多くありましたが、現在は趣ある5軒の旅館が点在しています。それぞれの旅館は古き良き時代の面影を残し、落ち着いた雰囲気が漂います。特に湯主一條は温泉街最古の老舗旅館で、大正時代建築の木造建物が今も残っており、歴史を感じながら滞在できます。

主な旅館一覧

最上屋旅館(江戸時代創業、温泉街の中心的存在)
すゞきや旅館(黄金風呂や部屋食が人気)
木村屋旅館(にごり湯や天狗風呂が特徴)※現在休業中
時音の宿 湯主一條(最古の老舗旅館)
四季の宿 みちのく庵(自然を感じる露天風呂が魅力)

日帰り入浴と周辺環境

鎌先温泉では日帰り入浴も楽しむことができます。共同駐車場も整備されており、気軽に立ち寄れるのが魅力です。周囲は南蔵王の緑豊かな自然に囲まれ、春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風情が楽しめます。

アクセス情報

鉄道利用

東北新幹線白石蔵王駅からバスで約20分。

車利用

東北自動車道白石ICから国道4号を南下し、宮城県道254号南蔵王白石線で約15分。

訪れる際のおすすめポイント

・古き良き建築と温泉の風情を満喫できます。
・湯治文化を体験したい方におすすめです。
・周辺観光と合わせた1泊旅行や日帰りプランも最適。

Information

名称
鎌先温泉
(かまさき おんせん)

宮城蔵王・白石

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