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弥治郎こけし村

(やじろう むら)

弥治郎こけし村は、宮城県白石市にある伝統工芸「弥治郎こけし」をテーマとした観光スポットです。こけしは江戸時代後期から東北地方の温泉地で湯治客への土産物として親しまれてきた木製の人形で、現在ではその愛らしいデザインから女性や若者の間でも人気を集めています。

弥治郎こけしの特徴と歴史

弥治郎地区は、古くから木地挽きが盛んに行われてきた土地で、こけしの発祥地の一つとして知られています。春から秋は農業、秋から冬は山の木を伐り出してこけしを作り、湯治客に販売するという生活の中で、弥治郎こけしは育まれてきました。

弥治郎こけしの特徴は、頭部に描かれた二重や三重の輪。これがまるでベレー帽をかぶったように見えるため、とても愛らしい印象を与えます。さらに、胴体には鮮やかな色彩が施され、あどけない子どものような表情が魅力です。

こけし村の施設案内

弥治郎こけし村は、1階に昔懐かしい写真や資料を展示するこけしの歴史展示室があります。2階には展示販売コーナーと、訪れる人が自分だけのこけしを作れる絵付け体験コーナーが設けられています。

また、屋外の広場には職人たちの工房が並んでおり、実際にこけしが作られていく過程を間近で見学できます。木地を削る音や木の香りを感じながら、素朴で温かみのあるこけし文化に触れることができるのが大きな魅力です。

こけしの絵付け体験

体験では、こけし工人の指導を受けながら、白木地に顔・頭・胴体の順で絵付けを行います。専用の手動ろくろを使い、伝統的な模様を描く楽しさは格別です。体験料金は850円(木地代含む)で、10人以上の場合は事前予約が必要です。

弥治郎こけしの魅力と文化

こけしはもともと、幼児の手に馴染む玩具として作られており、シンプルな構造と木のぬくもりが特徴です。伝統こけしは産地によって形や模様が異なり、弥治郎こけしはその中でもベレー帽のような頭部の模様と素朴なデザインで人気があります。

近年では、伝統を守りながらも、現代的なデザインを取り入れた「新型こけし」も登場し、女性や若者の間でひそかなブームとなっています。

周辺の見どころとイベント

弥治郎こけし村は、鎌先温泉や蔵王連峰を望む自然豊かなエリアに位置しています。白石市では毎年5月に全日本こけしコンクールが開催され、全国からこけしファンが集まります。また、こけし村周辺は温泉や観光スポットも充実しており、一日中楽しめるエリアです。

アクセス情報

弥治郎こけし村は、車で白石ICから約15分、白石蔵王駅から車で約20分です。公共交通を利用する場合は、白石駅からタクシーやバスでのアクセスがおすすめです。

まとめ

弥治郎こけし村は、こけし文化を五感で楽しめる貴重なスポットです。絵付け体験や職人の技の見学、こけしの購入など、ここでしかできない体験が盛りだくさん。温泉や自然と合わせて訪れれば、旅の思い出がさらに豊かなものになるでしょう。

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名称
弥治郎こけし村
(やじろう むら)

宮城蔵王・白石

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