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金蛇水神社

(かなへびすい じんじゃ)

金蛇水神社は、宮城県岩沼市に鎮座する由緒ある神社です。
古くから「商売繁盛」「金運円満」「厄除開運」をもたらす神社として厚く信仰され、地元宮城県だけでなく東北一円からも多くの参拝者が訪れています。
また「花のやしろ」としても有名で、毎年5月に行われる牡丹・藤・ツツジの花まつりは、仙台圏の初夏を彩る風物詩として広く親しまれています。

神社の概要

金蛇水神社はJR岩沼駅から車で約10分の場所に位置し、内陸の自然豊かな地に広がっています。古来より水神の化身とされる龍や蛇を祀り、金運・財力アップや生命力、生業の守護神として人々から篤い信仰を集めてきました。
鳥居をくぐると参拝者を迎えるのは大きな藤棚。その奥には四季折々の花々が咲き誇る庭園があり、とりわけ牡丹やツツジの美しさは格別です。毎年5月上旬から中旬にかけては「花まつり」と「例大祭」が盛大に行われ、多くの人で賑わいます。

蛇紋石と金運信仰

社殿の南側には自然に蛇の模様が浮かび上がった不思議な石「蛇紋石」が並んでいます。参拝者は直感でひとつを選び、財布や手で模様を撫でることで金運が上昇すると伝えられており、人気のパワースポットとなっています。

Sando Terraceと参道の魅力

神社の参道は「蛇の体内」をイメージしたうねりのある構造で「Sando Terrace」と呼ばれています。ここには休憩所や土産処、食事処、さらにはカフェテラスもあり、参拝の合間にゆったりとした時間を過ごすことができます。

祭神と信仰

金蛇水神社の主祭神は金蛇大神(水速女命)です。そのほか、大己貴命と少彦名命を相殿神として祀り、さらに境内社として水神である金蛇弁財天も祀られています。
近隣の「つつじ山」に鎮座する山ノ社(大國社)には大己貴命が祀られ、地域全体で水と自然への信仰が息づいています。

歴史と由来

創建の年代は明らかではありませんが、古くから水に関わる神として信仰されてきました。
伝承によれば、永祚元年(989年)、一条天皇の御代に刀匠・小鍛冶宗近が天皇の佩刀を鍛えるために名水を求めて諸国を巡り、この地に立ち寄ったといわれます。清らかな水に感銘を受けた宗近は水神宮に参籠して宝刀を鍛え、感謝の意を込めて雌雄一対の金蛇を奉納しました。この出来事を契機に、金蛇を御神体と仰ぎ「金蛇水神社」と称するようになったと伝えられています。

年中行事

金蛇水神社では四季折々にさまざまな行事が行われます。

特に花まつりと例大祭は大変な賑わいを見せ、境内は色とりどりの花々と参拝者で華やかな雰囲気に包まれます。

境内の見どころ

九竜の藤

鳥居をくぐると最初に目に入るのが、樹齢300年を超えるといわれる藤の木「九竜の藤」です。5月には美しい花房を垂らし、参拝者を魅了します。

神池と御霊池

参道の南側には神池があり、その近くには「御霊池」という清らかな水場があります。御霊池の右側には、木の洞に白蛇がいるように見える御神木が奉納されており、不思議な力を感じさせます。

金蛇弁財天社

境内には金蛇弁財天社もあり、祭神として水の神である弁財天を祀っています。等身大の八臂弁才天像は普段は非公開ですが、7月第一日曜日に行われる例祭で御開帳され、多くの参拝者が福徳円満や芸能上達を祈願します。

その他の見どころ

蛇紋石や銭洗い所、祈祷受付、御朱印記帳を行う社務所、そしてお守りや神札を授与する授与所などが整備されています。また、Sando Terraceでは参拝の合間に地元の味覚を楽しむこともできます。

分霊社と地域とのつながり

金蛇水神社の分霊社は仙台市内に3か所存在します。そのうち一番町分霊社では毎年8月最終日曜日に例祭が行われ、仙台市中心部のアーケード街を神輿が巡行する華やかな行事となっています。地域に根差した信仰の広がりを感じられる瞬間です。

アクセス

鉄道:JR岩沼駅(東北本線・常磐線)より車で約10分。
バス:岩沼市民バス「ハナトピア前」バス停下車後徒歩10分。
5月の花まつり・例大祭期間中には、岩沼駅西口から直通の臨時バスも運行され、アクセスが便利になります。

まとめ

金蛇水神社は、商売繁盛・金運上昇の神社として広く信仰されると同時に、「花のやしろ」として四季の彩りを楽しめる特別な場所です。
歴史ある伝承や数々の見どころ、賑やかな祭礼行事は訪れる人々の心を惹きつけてやみません。
岩沼を訪れる際には、ぜひ金蛇水神社を参拝し、清らかな水と自然、そして蛇神様のご加護を体感してみてはいかがでしょうか。

Information

名称
金蛇水神社
(かなへびすい じんじゃ)

宮城蔵王・白石

宮城県