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秋保工芸の里

(あきう こうげい さと)

伝統工芸の美の競演

秋保工芸の里は、仙台の奥座敷として知られる秋保温泉街からほど近い山あいに位置する、伝統工芸の職人たちが暮らしと制作を共にする集落です。ここでは、職人たちが古くから受け継がれてきた技を生かし、日々制作活動を続けています。仙台箪笥や伝統こけしをはじめ、染織や木彫など、さまざまな工房が集まり、来訪者は間近で職人の技を見学できるほか、工芸体験を通じて自らの作品を作ることも可能です。

秋保工芸の里の成り立ち

秋保工芸の里は、宮城県が誇る伝統工芸の魅力を伝える場として整備された集落です。自然豊かな環境の中で、職人たちが暮らしながら制作活動を行っており、訪れる人々は工房を巡りながら工芸の美しさと奥深さに触れることができます。単なる観光地ではなく、ここは職人が日々生活を営みつつ手しごとを重ねる場所であり、その息遣いや情熱を肌で感じられる点が大きな魅力です。

工房と工芸の種類

里には8つの工房があり、それぞれ異なる伝統工芸に携わっています。

仙台箪笥

仙台箪笥(せんだいたんす)は、漆塗りと金具細工が特徴の豪華な箪笥で、江戸時代から続く仙台の代表的な工芸品です。堅牢さと美しさを兼ね備え、世代を超えて愛される逸品です。

伝統こけし

東北地方を代表する郷土玩具であるこけしは、素朴な木の風合いと手描きの表情が魅力です。秋保工芸の里では、職人による絵付け体験も可能で、自分だけのオリジナルこけしを作ることができます。

埋もれ木細工

埋もれ木細工は、自然に埋もれて長い年月を経た木材を使って作られる工芸品です。独特の風合いと木目の美しさが際立ち、自然と時の流れを感じさせます。

染織・木彫など

染織工房では、伝統的な染色技法による布作りを見学でき、木彫工房では木の温もりを生かした作品を間近に見ることができます。それぞれの工房には個性とこだわりがあり、作品を通じて職人の感性を感じることができます。

体験できる工芸メニュー

秋保工芸の里では、職人の指導のもと工芸体験を楽しむことができます。事前予約が必要ですが、気軽に参加できる内容が揃っています。

【体験メニュー】

完成した作品は旅の記念や贈り物としても最適で、旅の思い出に彩りを添えてくれます。

自然に囲まれた散策路

工芸の里の魅力は工房だけではありません。周辺には散策路が整備されており、豊かな自然を感じながら歩くことができます。特に「こけしの森」の東端に設けられた四阿(あずまや)からは、秋保温泉の旅館街を一望することができ、絶景を楽しむことができます。

四季折々の自然

春から夏にかけては新緑が美しく、6月中旬にはニッコウキスゲが群生し、鮮やかなオレンジ色の花で山を彩ります。6月下旬から7月にはヤマボウシが白い花を咲かせ、秋には紅葉や黄葉とともに赤褐色の実をつけ、風景を豊かに彩ります。冬には雪に覆われた幻想的な風景が広がり、工芸と自然の調和をより一層感じられます。

職人と暮らし

秋保工芸の里は、職人がただ制作する場所ではなく、暮らしと工芸が一体となった里です。鳥の声で目覚め、夕陽に染まる山里を見送りながら、日々「手しごと」に打ち込む職人たちの姿があります。その姿勢からは、伝統を守るだけではなく、暮らしの中で息づく美しさを追求する情熱が感じられます。

この里では、風土と人、そして作品との新鮮な出会いが繰り返され、訪れる人々に「ものづくり」の奥深さと心の豊かさを伝えています。

まとめ

秋保工芸の里は、宮城の自然に包まれながら、伝統工芸の美と職人の情熱に触れることができる特別な場所です。工房の見学や体験を通じて工芸品の魅力を学び、自然の中を散策しながら四季の彩りを楽しむことができます。ここで手に入れる作品は、単なる工芸品ではなく、職人の心と自然の恵みが融合した「一生ものの逸品」です。仙台や秋保温泉を訪れる際には、ぜひ立ち寄りたい観光スポットといえるでしょう。

Information

名称
秋保工芸の里
(あきう こうげい さと)
リンク
公式サイト
住所
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字上原54
電話番号
022-398-2673
営業時間

9:00~17:00
※工房により異なる

定休日

不定休
※工房により異なる

料金

体験メニューにより異なる

駐車場
無料 100台
アクセス

東北自動車道 仙台南インターから西へ車で15分
JR仙台駅よりバス「かわさきまち」行乗車約40分「秋保工芸の里」下車すぐ

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