言わずと知れた仙台銘菓。宮城県の県花がミヤギノハギであることにちなんで名付けられた。萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月をイメージしたものである。
オリジナルカスタードクリームをたっぷりと使い、ふんわりとした高級カステラで包んだ、しっとりまろやかな菓子。
玉子の風味が濃縮されたカスタードクリームの甘さ加減が絶妙である。モンドセレクション特別金賞受賞。お菓子の本場ヨーロッパの人々をも魅了した銘菓。
萩の月(はぎのつき)とは、菓匠三全(宮城県仙台市)が1979年に販売を開始したカステラ生地で包まれたカスタードクリーム饅頭です。正式名称は『仙台銘菓「萩の月」』です。
萩の月は、仙台土産の定番として昭和50年代に誕生しました。業界紙のアンケートで選ばれた「20世紀を代表する土産品」では、北海道の白い恋人、福岡県の辛子明太子に次いで、宮城県の萩の月が全国3位になりました。
現在では宮城県外の店舗でも販売され、1日あたり10万個が製造・販売されているそうです。
商品名は、「萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月」に由来しています。松任谷由実の発言がきっかけで全国的な知名度を得たとされており、全国に模倣品が数百種類存在すると言われています。
萩の月は、脱酸素剤を利用して食品の賞味期限延長を図った先駆的な商品としても知られています。また、かつて旅客機の機内で供される高級なお土産としても人気でしたので、ビニール包装の上に更に小箱に個包装されています。
このお菓子は、メーカーが推奨した食べ方以外にも消費者が様々な食べ方を楽しむ特徴があります。
常温で食べる方法の他、冷蔵庫で冷やしてから食べる方法や、冷凍庫で半ば凍らせてアイスクリームのように食べる方法もあります。温かい状態で食べるとカスタードクリームが軟化し、常温より舌触りが良くて美味しいなどの好みがあります。