秋保温泉の入口にかかる覗橋を中心に、上流・下流に約1km続く奇観を呈した峡谷。遊歩道があり、間近で峡谷美を観賞できる。【延長】約1km
名取川が秋保石の大地を侵食して作り出した奇岩が並ぶ峡谷です。秋保温泉地区に位置しています。
磊々峡は、両岸の秋保石を浸食しながら流れる名取川の水が、急流や深い淵を形成し、変化に富んだ風景を楽しめる場所です。この峡谷の名は、1931年(昭和6年)に夏目漱石の門人でドイツ文学者の小宮豊隆によって名付けられました。覗橋の上下約1kmの範囲が磊々峡とされています。 秋保温泉の入口にある覗橋から下流に650mの散歩道が整備されています。この散歩道には、奇面巌(きめんいわ)、八間巌(はちけんいわ)、時雨滝(しぐれたき)、天斧岩(てんおのいわ)などの名所があり、見どころが満載です。散歩道の中ほどにはベンチや東屋も設置されており、休憩しながら自然を満喫できます。雨上がりには足元が滑りやすくなりますが、水量が増して迫力ある渓谷の風景が楽しめます。
変化に富んだ景色 磊々峡の魅力は、なんといってもその変化に富んだ景色です。渓谷沿いを歩くと、奇岩や滝など、見どころが満載です。 * 奇岩: 奇面巌(きめんいわ)、八間巌(はちけんいわ)など、名前でも想像できるユニークな形状の奇岩が立ち並んでいます。 * 滝: 時雨滝(しぐれたき)、雷鳴滝(らいていめいばくたき)など、大小さまざまな滝が渓谷に彩りを添えています。 * 淵: 名取川の流れが作り出した深い渕は、神秘的な雰囲気を漂わせています。 四季折々の表情 磊々峡は、春夏秋冬それぞれ異なる表情を見せてくれます。 * 春: 新緑が芽吹き、生命力に満ち溢れた景観を楽しめます。 * 夏: 木陰が涼しく、川の音を聞きながら散策するのに最適です。 * 秋: 紅葉が渓谷を染め上げ、目にも鮮やかな景色が広がります。 * 冬: 雪景色は幻想的な雰囲気を醸し出し、冬ならではの静けさを感じることができます。 アクセス 磊々峡は、仙台市街地から車で約30分とアクセスも良好です。秋保温泉と合わせて観光するのもおすすめです。
仙台駅から *西口バスプールより宮城交通バス「秋保温泉行」覗橋バス停下車約50分
東北自動車道仙台南ICから車で10分