温泉
作並温泉の泉質は、優しい肌ざわりと豊富な湯量を誇る単純温泉です。「美女づくりの湯」とも呼ばれ、美肌効果があるとされています。
泉質
単純温泉
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。源泉温度50度から60度
温泉街
温泉街は広瀬川沿いの山に囲まれた細い河岸段丘に位置し、主要道路である国道48号が仙台市中心部と山形方面を結んでいます。バラエティーに富んだ旅館が点在しています。温泉街には日帰り入浴施設「都の湯」があり、岩盤浴も楽しめます。
歴史
作並温泉の歴史は約1200年前と古く、奈良時代に行基上人によって発見されたと伝えられています。源頼朝が平泉征伐の際に鷹が湯浴みしているのを見て発見したという言い伝えもあります。古くから地元の人に知られていたが、当時は石などで囲って近在の者が入湯したが、湯治客が来るような著名な温泉地ではありませんでした。
1796年(寛政8年)に開湯に着手し、8年かけて道路と設備を整えました。1970年(昭和45年)には年間約30万人以上もの入浴客が訪れるようになりました。
周辺観光
作並温泉周辺には縁結びにご利益がある湯神神社や作並こけしの工房、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所などがあり、温泉以外の楽しみも充実しています。また、松尾芭蕉が詠んだ句で有名な山寺(立石寺)まで電車で約15分とアクセスも良好です。
温泉街の入口には、江戸時代末期から受け継がれる台付きこけしが立っており、作並のシンボルとして訪れる人々を迎えます。