立地と周辺環境
園の向かい側には、子どもから大人まで楽しめる遊園地「八木山ベニーランド」があり、動物園と合わせて1日中遊べるエリアを形成しています。また、八木山橋を渡れば、伊達政宗公の居城跡として有名な仙台城址や、青葉山の豊かな自然もすぐそばに広がっています。この恵まれた立地は、観光と歴史散策の両方を満喫できる大きな魅力です。
飼育動物と展示の特徴
2018年時点で飼育されている動物は約130種、581点。アジア、アフリカ、アメリカ、オーストラリアなど地域ごとの展示エリアが設けられ、訪れる人々に世界の動物たちとの出会いを提供しています。園内ではライオンやトラ、ゾウといった大型動物から、レッサーパンダ、カピバラ、フクロウなどの愛らしい小動物まで多彩な生き物を見ることができます。
歴史
前身の仙台市動物園
仙台市の動物園の歴史は1936年(昭和11年)に開園した「仙台市動物園」にさかのぼります。広瀬川河畔の花壇地区に位置し、当時は東北地方初、日本全国で11番目の動物園として注目を集めました。ゾウやライオン、トラ、カンガルーなどが飼育され、開園初年には36万人以上が来園する盛況ぶりでした。
戦時中の苦難
しかし、太平洋戦争が激化すると、空襲時の猛獣脱走を懸念し、1944年には戦時猛獣処分が実施されました。その後、園は仙台空襲で焼失し、再建されることなく閉園となります。
三居沢子供動物園の時代
戦後しばらく経った1957年、三居沢に「子供動物園」が開園。シカやヤギ、キツネ、ウサギなど小型動物を中心に飼育し、ライオンの「レオ」が人気者として愛されました。しかし、動物の数が増えるにつれ敷地が手狭となり、新たな大規模動物園の必要性が高まっていきます。
八木山への移転と新動物園の誕生
1962年、仙台市は上野動物園の古賀忠道園長の助言を受け、新動物園の建設地を検討。日照や地形条件、広さに恵まれた八木山が選ばれ、「自然をできるだけ残す」「無柵放養式展示」という方針のもと整備が進みました。そして1965年10月25日、現在の仙台市八木山動物公園が開園しました。
園内施設と楽しみ方
地域別エリア
園内は世界の地域ごとにエリアが分かれており、アジアゾーンではアムールトラやアジアゾウ、アフリカゾーンではキリンやカバなどが見られます。オーストラリアゾーンにはカンガルーやエミュー、アメリカゾーンにはピューマやバイソンなどが展示されています。
イベントと教育活動
飼育員による動物ガイドやエサやり体験、動物の生態を学べるワークショップなど、教育的なプログラムも充実しています。地元の小中学校の社会科見学先としても人気があり、命の大切さや自然保護の意識を育む場となっています。
アクセスの良さ
八木山動物公園駅から徒歩すぐの立地で、仙台市中心部から地下鉄で約15分とアクセスが非常に便利です。駐車場も完備され、車での来園も容易です。
観光スポットとしての魅力
家族連れに最適
隣接する八木山ベニーランドとセットで訪れることで、動物と遊園地の両方を楽しむことができます。また、園内には芝生広場や休憩所も多く、ピクニック気分で過ごすことも可能です。
四季折々の景観
春は桜、秋は紅葉が園内を彩り、季節ごとに異なる景観が楽しめます。高台から眺める仙台市街の景色は絶景で、写真撮影スポットとしても人気です。
まとめ
仙台市八木山動物公園 フジサキの杜は、歴史と自然、そして多彩な動物たちが織りなす魅力あふれる動物園です。東北観光の際にはぜひ訪れ、動物たちとの触れ合いと、八木山からの美しい景色を満喫してください。