名称とシンボルマークの由来
ベニーランドの名称は、運営会社エイトリーの親会社であり八木山一帯を管理する不動産会社「紅久(べにきゅう)」に由来しています。園のシンボルマーク「ベニーマーク」は、ベニーランドの「ベ」を円で囲み、濁点を目、「へ」を口に見立てて子どもの笑顔を表現しています。さらに、このマークを元にしたマスコットキャラクターとして、男の子の「ベニーニョ」と女の子の「ベニーニャ」が登場し、来園者を温かく迎えています。
開園期間と営業スタイル
八木山ベニーランドは例年3月初旬から翌年1月の成人の日まで開園しています。11月下旬から12月中旬、そして1月初旬は土日祝日のみの営業となり、1月中旬から3月初旬および12月下旬は全休園期間となります。季節ごとに表情を変える園内は、春の桜、夏の爽快なアトラクション、秋の紅葉、冬のイルミネーションなど、訪れるたびに違った魅力を楽しめます。
八木山ベニーランドの歴史
開園の歩み
現在のベニーランドは1968年4月14日に開園しましたが、そのルーツは1930年に誕生した「八木山遊園地」にまでさかのぼります。東北地方初の総合遊園地として開園した当時、園内にはジェットコースター、ゴーカート、ティーカップ、回転ブランコ、宇宙ロケットなど15種類のアトラクションが揃っていました。中でもジェットコースターやゴーカート、ティーカップは改良を重ねながら現在も稼働しており、半世紀を超える人気を誇っています。
発展とピーク
1980年代に入ると、園はさらなる進化を遂げます。1980年には来園者数が約50万人に達し、1988年には大型ジェットコースター「八木山サイクロン」が導入されました。また、2回転宙返りを行うコークスクリュー型コースターなど、当時としては画期的なアトラクションも次々に登場しました。
イベントの多様化
2000年代以降、八木山ベニーランドはアトラクションだけでなくイベントでも注目を集めます。2007年には「仙台コスプレフェスティバル」や「ハロウィンフェスタ」などが開催され、東北のみならず関東地方からも多くの参加者が集まりました。こうしたイベントは、若い世代や新たな来園者層を開拓するきっかけにもなっています。
震災と復興
2011年3月11日の東日本大震災では園内も被害を受け、一部遊具の基礎が地盤ごと崩れるなど深刻な影響がありました。しかし、約1か月後の4月15日には営業を再開し、地域の人々に笑顔と活気を取り戻す役割を果たしました。
ベニーランドのテーマソング
開園を記念して制作されたテーマソングは、真崎冬彦作詞、越部信義作曲、天地総子歌唱によるもので、東北地方では誰もが口ずさめる名曲として親しまれています。その明るいメロディは地元高校野球の応援歌や、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスのチャンステーマとしても使用され、県外では「ガリガリ君」のCMソングと勘違いされるほどの知名度を誇ります。
園内の主要アトラクション
八木山サイクロン
1988年に登場した大型ジェットコースターで、全長600m、最高部25m、最大斜度55度、最高時速70km、最大過重力3.7Gというスペックを誇ります。スリル満点の走行は、多くの来園者に愛され続けています。
観覧車
現在の観覧車は1992年に設置された2代目で、仙台市街や太平洋まで一望できる絶景ポイントとして人気です。2017年から2年間は「仙台あおば学舎」の命名権を得て「観覧車~Presented by仙台あおば学舎」として運行されました。
ファミリー向けアトラクション
園内には、小さなお子様から楽しめるメリーゴーラウンドやティーカップ、ミニコースター、ゴーカートなど、ファミリー層に優しいアトラクションも豊富です。季節ごとにイベントやショーも開催され、子どもたちの笑顔が絶えません。
八木山ベニーランドの魅力
立地の良さ
仙台市中心部から車で約15分、地下鉄東西線「八木山動物公園駅」から徒歩数分というアクセスの良さも魅力の一つです。動物園とセットで訪れることで、一日を有意義に過ごせます。
地域とのつながり
長年地元に愛されてきた八木山ベニーランドは、地域イベントや学校行事の会場としても利用され、地元文化の発信拠点としての役割も果たしています。
これからのベニーランド
時代とともにアトラクションやサービスを進化させつつも、「家族で一日中楽しめる遊園地」という基本理念は変わりません。今後も地域に根ざし、訪れる人々に笑顔と感動を提供し続けることでしょう。