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カメイ美術館

ギャラリーkupukupu

カメイ美術館は、宮城県仙台市青葉区五橋に位置する、絵画・彫刻・蝶・こけしなど、多彩なコレクションを楽しめる展示施設です。 愛称は「ギャラリーkupukupu」で、旧名称は「カメイ記念展示館」として知られていました。

仙台を拠点に活動する総合商社カメイ株式会社が創業90周年を記念し、文化・芸術の振興や生涯学習の推進を目的として設立。 館内には、日本を代表する近現代絵画から、世界的にも貴重な蝶の標本、さらに東北の伝統工芸であるこけしなど、幅広い分野の展示が揃います。 訪れる人々に、美と自然、そして郷土文化の魅力を存分に伝える美術館です。

施設概要

カメイ美術館は、仙台市中心部にあるカメイ五橋ビルの6階・7階部分に位置しています。 美術館の運営は「公益財団法人カメイ社会教育振興財団」によって行われており、一般の方々が気軽に訪れられる開放的な雰囲気が特徴です。 展示内容は、時期によって変わる特別展や企画展も含まれており、何度訪れても新しい発見があるでしょう。

歴史

カメイ美術館の歴史は、1994年9月7日に開館した「カメイ記念展示館」にさかのぼります。 これは、カメイ株式会社の創業90周年を記念し、社会教育や生涯学習の振興を目的に設立された「カメイ社会教育振興財団」の事業の一環でした。 開館当初から、企業の持つ貴重なコレクションを一般に公開し、芸術や自然への理解を深める場として親しまれてきました。

その後、2011年11月に名称を現在の「カメイ美術館」へと変更。 名称の変更とともに、展示や企画の幅も広がり、地域文化の発信拠点としての役割をより一層強めていきました。

展示内容

カメイ美術館の魅力は、単なる美術館にとどまらない多様なコレクションにあります。 絵画・彫刻の美術作品だけでなく、蝶や甲虫の標本、こけしなど、自然と民芸、そして美術が融合した独自の展示空間を楽しめます。

蝶コレクション

館の名物ともいえるのが、前会長・亀井文蔵氏による蝶のコレクションです。 その数はなんと16万頭以上にものぼり、そのうち約4,000種14,000頭が常設展示されています。 標本の中には、世界で3頭しか確認されていない貴重なメスの「アロッティトリバネアゲハ」も含まれ、日本国内で唯一収蔵・展示されています。

さらに、蝶の標本だけでなく、甲虫類の標本も約1,300頭展示されています。 また、100種類以上の蝶の翅を用いて制作された芸術作品「宇宙賛歌」は、自然とアートが融合した見応えある展示です。

こけしコレクション

東北地方の伝統工芸品であるこけしも、カメイ美術館の見どころの一つです。 前社長・亀井昭伍氏が収集したコレクションは、戦前の有名工人による古作こけしを中心に構成されています。 展示だけでなく、来館者が実際に参加できる「こけしの絵付け体験」も開催されており、観光客や家族連れにも人気です。

絵画・彫刻

カメイ美術館では、浅井忠、安井曾太郎、藤田嗣治といった、日本近現代を代表する画家の作品をはじめ、洋画、日本画、水墨画、彫刻など幅広いジャンルの美術作品が展示されています。 これらの作品は、かつてカメイの社長室などに飾られていたもので、地域の企業文化と芸術の融合を感じられます。

常設展示と企画展

常設展示では、蝶やこけし、美術作品がバランスよく配置され、館内を巡るだけで自然・伝統・芸術の世界を一度に味わえます。 加えて、季節やテーマごとに内容が変わる企画展も行われており、訪れるたびに新鮮な感動を得られます。

施設情報とアクセス

所在地

宮城県仙台市青葉区五橋1丁目1-23 カメイ五橋ビル 6・7階

アクセス方法

駐車場

近隣に有料駐車場あり。公共交通機関の利用がおすすめです。

まとめ

カメイ美術館は、美術館という枠を超え、「自然・伝統・芸術」を一度に楽しめる仙台ならではの文化施設です。 世界的にも貴重な蝶の標本や、東北のぬくもりを感じられるこけし、そして日本の近現代を彩った画家たちの作品が一堂に会し、訪れる人々に多彩な魅力を届けています。

観光で仙台を訪れる際はもちろん、地元の方も季節ごとに足を運びたくなる、知的好奇心を刺激するスポットです。 仙台駅からのアクセスも良好なので、街歩きとあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
カメイ美術館

仙台

宮城県