東北きっての大都市・仙台では、伊達政宗の騎馬像がある青葉山公園や、杜の都を象徴する青葉通りなどがある緑豊かな観光地です。郊外に足を伸ばせば、山に抱かれた秋保温泉や作並温泉の奥座敷で湯浴みを楽しむこともできます。また、松島や塩釜、気仙沼といった太平洋沿いのエリアにも程近く牡蠣をはじめとした新鮮な魚介類を楽しむことができます。
仙台観光を楽しむ
東北の大都市である仙台市内には、英雄「伊達政宗」の騎馬像が建つ青葉山公園や、杜の都仙台を象徴する青葉通り・定禅寺通りなどがあり、緑豊かな観光地として多くの人々が訪れています。仙台城跡、大崎八幡宮、瑞鳳殿、仙台東照宮などの史跡見学をはじめ、うみの杜水族館や仙台市八木山動物公園など家族で楽しめるスポットも多く、カップルおすすめの高層ビルからの夜景といった都市型観光が充実しています。
郊外に足を伸ばせば奥座敷の秋保温泉や作並温泉などの温泉地が座す他、鳳鳴四十八滝、二口峡谷、磊々峡といったすばらしい渓谷美を味わうこともできます。仙台七夕まつりやみちのくYOSAKOIまつりなど数十万人規模を動員するイベントもある東北屈指の観光エリアです。
仙台の歴史
大和時代より東北の守りの拠点として栄えていましたが、発展を加速させたのは戦国の乱世を生き抜いた名将「伊達政宗」でした。彼は関ヶ原の戦いの後、それまで「千代」と呼ばれていた地を「仙台」と改めると、居城の仙台城を中心に5万人規模の城下町を築きました。その後、伊達氏代々の政策によって仙台の城下町は全国屈指の都市となり東北経済の中心として発展していきます。
明治に入ると東北帝国大学や旧第四連隊兵舎などが造られ学都や軍都として発展します。その後、戦禍により仙台藩が築いた数々の歴史的建造物は焼失してしまいますが、変わらず東北経済の中心として牽引し、1989年に仙台市は全国11番目の政令指定都市となりました。
仙台のご当地グルメ・食文化・特産品
仙台エリアには飲食店が多く集まっており、仙台を代表する名物の牛タンをはじめ、和・洋・中の名店がしのぎを削っています。また最近では仙台名産の雪菜をタネに混ぜ込んだ仙台あおば餃子や、中華料理店のまかないとして考案された仙台マーボー焼きそば、そして仙台バーガーなど新注目のご当地グルメも続々と誕生しています。ちなみに、全国各地で食べられている冷やし中華は仙台が発祥であることはあまり知られていません。
また、仙台は、太平洋に面し豊かな漁場が近いことから、松島のカキ、アナゴ、ホヤ、ホッキ貝など新鮮な魚介類を味わうことができます。鮭といくらをふんだんに散りばめたはらこ飯や仙台づけ丼など海鮮丼を提供する飲食店や寿司屋も多く、滞在中の食事を全て海鮮系でまとめても飽きることはないでしょう。
お土産選びでは笹かまぼこやずんだ餅が王道ですが、最近は牛タンやカキを加工したお土産も豊富に揃っており、仙台駅の土産店はどこも大盛況です。お土産選びに夢中になって新幹線を乗り過ごす・・・などということがないよう、出かける前に人気のお土産ランキングをチェックしておきましょう。
秋保大滝は、宮城県仙台市太白区秋保町に位置する、日本を代表する名瀑の一つです。滝の高さは55メートル、幅は6メートルで、四季折々の美しい景観が楽しめるため、観光客や自然愛好家に人気のスポットです。また、秋保温泉と共に秋保エリアの観光の目玉となっています。 歴史と背景 秋保大滝の名前の由来は、古くから「秋保(あきう)」と呼ばれてきた地域名に由来します。秋保地方は、古来より温泉地として知られ、多くの人々が訪れてきました。滝そのものも、自然崇拝や神秘的な場所として古くから人々の信仰を集めてきました。滝の周囲には、神社や祠が点在しており、地域の人々によって大切に守られてきました。 滝の特徴 秋...»
大崎八幡宮は、宮城県仙台市青葉区八幡に位置する由緒ある神社で、旧社格は村社に属します。社殿(本殿・石の間・拝殿)は国宝に指定されており、その豪華絢爛な権現造は、日本の伝統的な建築美を今に伝えています。また、毎年1月14日に行われる「どんと祭」での裸参りでも広く知られています。 ...»
秋保大滝植物園は、約200種、15,000本の植物が織りなす自然の宝石箱。春はシャクナゲ、初夏はツツジが咲き誇り、秋には燃えるような紅葉が訪れる人を魅了します。 散策の楽しみ、心洗われる風景 園内には、趣のある炭焼き小屋や、涼しげな音を奏でるすだれ滝などもあり、移ろいゆく季節を感じながら散策を楽しむことができます。 歴史と自然が融和する秋保エリア 隣接地には、修行の場として知られる大滝不動尊や、日本の滝100選にも選ばれた圧巻の景観を誇る秋保大滝があり、歴史と自然が融和した秋保エリアを満喫できます。...»
作並温泉は、広瀬川沿いに点在する多様な宿が特徴の温泉地で、仙台市と山形市を結ぶ国道48号沿いに位置し、仙台駅から車で約40分の距離にあります。 寛政8年(1796年)に開湯した歴史を持ち、現在は5軒の宿が広瀬川沿いに立ち並んでいます。露天風呂が人気の宿、地元食材を活かした創作和食が評判の宿、設備が充実したリゾートホテルなど、多彩な宿が揃っています。...»
昭和44年(1969年)に完成した宮城峡蒸溜所。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝が新川(にっかわ)川の水で割ったブラックニッカを飲んだところ、「実に素晴らしい水だ」と感動し、宮城峡に第二の蒸溜所を建てることに決めたという。最近は、ガイドの解説を聞きながらの工場見学が人気(無料、所要時間30分)。キルン塔や仕込み棟、蒸溜棟、貯蔵庫などをめぐり、ウイスキー造りの貴重な現場を垣間見ることができる。見学後は、ゲストホールに移動してウイスキーの試飲とショッピングを楽しもう。ショップでは、旅の記念にぴったりの限定品などを販売している。...»
昭和38年に建造された伊達伯爵家邸宅、藩政時代の大名屋敷に類似した構造配置。現在の場所に移築され、中では会席料理などを味わうことができる。 ### 鍾景閣とは 昭和22年に昭和天皇が東北巡幸の際に宿泊し、平成9年には天皇・皇后両陛下(現: 上皇・上皇后両陛下)が第四十八回全国植樹祭の折に休息所として使用された旧伊達伯爵邸「鍾景閣」。この建物は、市民の貴重な財産として末長く利用されるように、明治後期の和風建築そのままに茂庭の地に復元されました。 ### 特徴と利用 鍾景閣は、伊達文化の情緒あふれる各部屋があり、小宴会から大人数の宴会、ご結納や長寿祝いなどの慶事にも利用されています。手...»
秋保温泉の入口にかかる覗橋を中心に、上流・下流に約1km続く奇観を呈した峡谷。遊歩道があり、間近で峡谷美を観賞できる。【延長】約1km 名取川が秋保石の大地を侵食して作り出した奇岩が並ぶ峡谷です。秋保温泉地区に位置しています。 磊々峡は、両岸の秋保石を浸食しながら流れる名取川の水が、急流や深い淵を形成し、変化に富んだ風景を楽しめる場所です。この峡谷の名は、1931年(昭和6年)に夏目漱石の門人でドイツ文学者の小宮豊隆によって名付けられました。覗橋の上下約1kmの範囲が磊々峡とされています。 秋保温泉の入口にある覗橋から下流に650mの散歩道が整備されています。この散歩道には、奇...»
さまざまな万華鏡約1,000点をそろえた、世界で初めての万華鏡の美術館。見て、触って、作れる体験型ミュージアムです。自分だけの万華鏡が作れる体験もできます(有料)。 仙台万華鏡美術館の概要 仙台万華鏡美術館は、仙台市に位置する専門の美術館で、万華鏡の魅力を紹介する施設です。この美術館は、万華鏡に関する貴重なコレクションを展示し、その芸術的な側面や科学的な面を学べる場所として、観光客や地元住民に人気があります。 設立と目的 仙台万華鏡美術館は、万華鏡の美しさとその歴史的、文化的価値を広めるために設立されました。万華鏡は、その独特な視覚効果と美しい模様で多くの人々を魅了しており、この美術館...»
かつては東西500m、南北1,000m、本丸だけでも2万坪の広大な敷地にそびえていた仙台城。その面影は登城路や三の丸の遺構、再建された脇櫓とともに、山頂に築かれた石垣などに見ることができ、城跡の一部は公園になっています。 本丸の伊達政宗公騎馬像付近の展望台からは仙台市都心部や、仙台湾も一望でき、大広間遺構表示やガイダンス施設の仙台城見聞館を公開しています。二の丸は東北大学川内キャンパスとなっていて仙台七夕祭りの花火大会の際には打ち上げ場となっています。花火で賑わう仙台城跡もまた風流です。...»
「杜の都」仙台の奥座敷と称される秋保温泉。その歴史は今から約1500年前と伝えられています。第29代欽明天皇の病がこの湯により全快され「名取の御湯」の称号を賜って以来、日本三御湯として全国から注目を集め、兵庫県の有馬温泉や愛媛県の道後温泉と並んで「日本三名湯」の1つにも数えられます。藩政時代には伊達家の入浴場もおかれた歴史を持つ秋保温泉は、仙台都心からも近いため、宿泊のみならず日帰り入浴にも利用できて便利! 豊かな自然環境と共に庶民の憩いの湯治場として広く慕われています。...»
かつて日本の原風景ともいえる特徴的な「居久根(いぐね)」のある集落として美しい景観を見せていた仙台市若林区地区。今は失われてしまったその美しい風景のあった藤塚に「治する・食する・ 育む」をコンセプトに誕生する「アクアイグニス仙台」。藤塚の新たな営みやこれまでの文化が再び風景として紡がれる場。アクアイグニス仙台は、そんな場所となることを目指しています。 東北初出店となる辻口博啓(「つじ」は一点しんにょう)、日髙良実、笠原将弘の3氏プロデュースによるレストラン、スイーツ、ベーカリー、そしてカフェ「猿田彦珈琲」の他、物販店舗...»
平家伝説のまつわる定義如来本尊は縁結び、子授けに霊験あらたかとして名高い。安徳天皇の天皇塚もある。県内初の五重塔落慶。 定義如来 西方寺の概要 定義如来 西方寺は、宮城県仙台市に位置する仏教寺院です。この寺院は、浄土宗の寺院であり、その歴史と美しい建築、静かな環境で多くの人々に親しまれています。 歴史と背景 西方寺は、1596年に創建されたとされています。創建当初から、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしてきました。特に、創建当初から伝わる仏教の教えと伝統が今も受け継がれており、その歴史的な価値は大変高いとされています。 寺院の特徴 定義如来 西方寺は、以下のような特徴を持つ寺...»
115種約600頭の動物を飼育する東北最大級の動物園。アフリカゾウやキリンなどをひと目で見渡せる「アフリカ園」、スマトラトラやライオン、ホッキョクグマがいる「猛獣舎」、ヤギ・ヒツジや小動物とふれあえる「ふれあいの丘」、サル山、絶滅危惧種のクロサイやレッサーパンダなど見所いっぱい。一年を通じてさまざまな園内イベントを開催。...»
伊達氏の11代当主の伊達持宗が1441年に建てた菩提寺で、回遊式の日本庭園が美しいと評判です。特に6月から7月にかけては、池の周りにアヤメの花が咲き誇ります。 禅庭園 聳え立つ三重塔がフォトジェニックな輪王寺禅庭園は、東北有数の名園として知られています。春から夏にかけてはサクラ・アヤメ・アジサイ・蓮などの花々が、秋は華やかな紅葉が、冬は雪吊りに囲われた松の木が、庭園の美しさを際立たせます。四季折々の自然の変化が趣深く、私たちの心に深い安らぎを与えてくれます。 三重塔 三重塔には、「釈迦如来坐像」が祀られており、毎月1日と15日に御開帳となります。自然石を使用し建立された高さ7.8メート...»
地底の森ミュージアムは約2万年前の遺跡を現地で保存公開している、旧石器時代を中心としたテーマミュージアムです。富沢遺跡で発掘された資料などから当時の環境と人類の活動を生き生きとよみがえらせる展示をしています。 人類の活動跡と森林跡を残す富沢遺跡を発掘されたままの姿で保存・公開する「世界中でここだけ」のミュージアム。当時の森を復元した野外展示「氷河期の森」では季節の花々も楽しめる。...»
1637年に建立された仙台藩(宮城県・岩手県南部)の初代藩主・伊達政宗公の霊屋瑞鳳殿は桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築で、1931年に国宝に指定されるも戦災によって焼失。現在の建築は1979年に再建されたもの。敷地内には、政宗公が眠る瑞鳳殿の他、二代、三代の霊屋や、発掘調査で発見された資料等を展示する資料館がある。...»
秋保温泉街からすぐの山里にある、宮城の伝統工芸の職人たちが集まった集落。 職人たちは、ここで生活をしながら製作活動を続けています。伝統こけしや仙台箪笥など7つの工房があり、見事な職人技を間近に見ることができる他、体験メニューもありますので、オリジナル作品を作ってみてはいかがでしょうか。 散策路もあり、「こけしの森」の東端に作られたあずまやからは、秋保温泉旅館街を一望することができます。 仙台箪笥、こけし、埋もれ木細工、染織、木彫など業種はさまざま。職人の技をすぐ近くで見学することができるほか、気に入った伝統工芸品があればそちらを購入・注文することもできます。 こけしの絵付けなどの工芸体...»
仙台の名物料理としての地位を高めつつある「牛タン」。肉厚で弾力がありながら、それでいてさっくりと噛み切れるほど心地よい食感。そして舌に広がるジューシーな味わいがたまらなく美味しい。原料の柔らかい箇所だけを使用した極上の牛タンを楽しみたい。 仙台の代表的なグルメとして知られる牛たん焼きは、意外にも昭和初期に生まれたものでした。 仕込みに秘密があり、塩をふって数日寝かせることで、やわらかく厚切りの牛たんが誕生しました。 現在は仙台市内に30を越える専門店があり、各店こだわりの牛たん焼きを楽しむことができます。 仙台の牛たん焼きの歴史は昭和23年にさかのぼります。当時焼き鳥店を営んでいた佐野...»
ずんだとは、えだ豆をすりつぶしたもの。かつてえだ豆を打って作ったことから漢字では「豆打」と書く。「じんだ」と呼ぶところもある。 ずんだを甘く味付けし、餅や団子にまぶした「ずんだ餅」が有名で、宮城県や山形県では昔から食べられてきた和菓子だ。お彼岸にはずんだのおはぎも作るという。最近、ずんだの存在が全国的に知られるようになり、チーズケーキ、ロールケーキ、シェイクなどのアレンジメニューも登場。 大丸東京店内のずんだ茶寮では、求肥の中にずんだあん入りの生クリームとプリンを入れた大福が人気を集めている。 仙台市内で人気の「ずんだ」は、枝豆をすりつぶして砂糖や塩で味付けした餡で、さまざまなスイーツに...»
宮城県は全国でも有数の霜降り牛肉の産地。「仙台牛」とは、黒毛和種であること、仙台牛生産肥育体系に基づき宮城県内で肥育されたもののうち、枝肉規格でAー5、Bー5に格付評価されたものであることが条件となっている。厳しい定義により流通量を確保することが困難なため、希少価値も高い。平成6年度、13年度に全国肉用牛枝肉共励会で名誉賞を受賞するなど、まさに質、量、共に全国でもトップレベルを誇る牛である。...»
仙台名物の牛たんと麦飯のお弁当。一枚ずつ丁寧に網焼きされた牛タンは、ギュっと旨味が凝縮されているのが分かる香ばしさだ。 可熱材入りの容器を使用しているため、紐を引くだけで温まる加熱式の牛たん弁当。ひもを引いて5分でいつでもアツアツを味わえる。 弁当には花人参煮、万来漬け(胡瓜、大根、人参、みょうが、菊、しその実)、パック七味唐辛子入り。お米はひとめぼれを使用。仙台駅で購入できます。...»
”ニューサマーオレンジ”、日向夏、小夏とも呼ばれ、普通のみかんよりは少し大きめでなめらかな表面と鮮やかな黄色の外見をした柑橘類。 控えめの甘さと、さわやかな酸味がグレープフルーツやレモンに近い味わいで、果皮は厚さはあるがやわらかく、ふわふわとした食感の白皮がさっぱりとした味わい。 りんごのように薄く外皮を剥いて果肉と一緒に食べられる。薄くスライスして、砂糖や蜂蜜をかければ、酸味と甘みがあいまったかんたんデザートとして楽しめる。 旬 4月 5月 6月 ヒュウガナツ(日向夏、学名: Citrus tamurana)は、ミカン科ミカン属の常緑低木の柑橘類です。宮崎県が原産地で、江戸時...»
宮城県亘理町の郷土料理として有名な「鮭はらこめし」。伯養軒特製の醤油で味付けした鮭とイクラの「親子」の相性が抜群で、どんどん箸が進む。牛タンと並び人気を集めるリピーターの多い駅弁。 はらこ飯(はらこめし) 炊き込みご飯の一種で、醤油や味醂などと一緒に鮭を煮込んだ煮汁で炊き込んだご飯の上に、客に供する前に、鮭の身とイクラ(はらこ)をのせる料理です。弁当ではこれらが要素であるが、店舗で供される場合は、さらに鮭のあら汁を合わせるのが一般的です。 なお、単に炊飯された白飯の上に鮭の身(湯掻いたものの場合と刺身の場合あり)とイクラをのせた「鮭イクラ丼」とは区別されます。 JR東日本の仙台駅や盛岡...»
枝豆は大豆の未熟な実である。大豆は中国が原産で、枝豆として盛んに用いられるようになったのは、江戸時代からと言われている。 ちゃ豆は古い時代からあったが、「仙台ちゃ豆」と呼ばれる様になったのは近年のこと。 宮城県内では丸森周辺、仙台・名取周辺、米山周辺、菅生周辺で「仙台ちゃ豆」を多く生産している。 一見普通の枝豆と変わらないが、さやの中の「豆」を覆っている薄皮が茶色なのでちゃ豆と呼んでいる。一般的に茶まめは香りが高くて美味しい。 旬 6月 7月 8月 サヤの毛や豆の薄皮が少し茶色がかっているため、「茶豆」として知られるこの品種は、名取市で広く栽培されてきました。 茶豆は鮮度が...»
「ずんだ」とは枝豆でつくられる緑色の餡をさす。ゆでた枝豆の甘皮をとりのぞき、すり鉢でつぶしたものに砂糖を加え、塩と水で味を調えたもの。それをつきたての餅にからめた郷土菓子が「ずんだ餅」。 枝豆の風味豊かな甘い香りは年中行事に欠かせない一品 米どころの宮城県には笹巻き餅やくるみ餅、納豆餅など年中行事や祝い事で食される餅料理が50種類以上あると言われる。 その中でも風味豊かなずんだ餅は人気が高く、現在でもお盆などに多くの家庭で食べられる。 ずんだクレープやずんだシェイク、ずんだアイスクリームなど、さまざまなずんだの派生料理も存在する。 【歴史・由来】賓客のもてなしなど特別な機会に餅をふる...»
亘理町・山元町は、温暖な気候を生かしたイチゴの栽培が盛んで、東北屈指の生産量を誇る。宮城県産のイチゴは、その多くが「仙台いちご」のブランドで親しまれている。 「仙台いちご」は、主にとちおとめとさちのかの2品種を栽培。そして、宮城県独自の品種として、”もういっこ”という新しい品種を約10年かけて開発した。 この”もういっこ”は、粒が大きいことと、さわやかな甘さが特徴で、甘味と酸味のバランスが良く、すっきりとした味わいとなっている。 旬 2月 3月 4月 5月 6月...»
仙台茄子は、伊達藩の時代から作られてきた、400年の歴史を持つともいわれる東北の気候にあった早生品種。 紫紺長茄子とも呼ばれる小ぶりの茄子で、先の尖ったスリムな形状で、早生のため色つやが良く、皮も薄いので、漬物用にピッタリ。独特のほのかな苦みと風味が特徴です。茄子の皮にはポリフェノールが多く含まれている。 「仙台長茄子漬け」は宮城県仙台の漬物で、すんなりとした細長い茄子を塩漬けや醤油漬けにしたもの。柔らかく上品な味わいで、温かいご飯はもちろんこと、酒の肴やお茶請けなどに食されている。 仙台長なす 統野菜の歴史は400年以上も続いています。その始まりは、1593年に仙台藩が朝鮮出兵から戻...»
”冷やし中華”は昭和12年に考案した涼拌麺がルーツといわれる。当時の中華料理店では、現代とは異なり冷房などもなく、油っこくて熱いイメージの中華料理は夏場の売り上げは低下していました。 その解決策と、「七夕まつり」で仙台市へ訪れる客への暑い日でも食べられる冷たいおすすめ料理として、仙台市の中華料理店「龍亭」の初代が中心となって結成された「仙台支那ソバ組合」が考案した麺料理。 夏バテを防ぐために、野菜をたっぷり使い、食欲を増進させる酸味を加えて、試行錯誤の末に考案されたのが「涼拌麺(冷やし中華)」です。 当時の冷やし中華は、現在のものとは違うといわれているが、それが戦後になって、麺と一緒に食...»
仙台の伝統野菜である“雪菜”を皮に練り込み、緑色が鮮やかな“仙台青葉餃子”。皮の材料の4割以上に雪菜が練りこまれており、新緑のさわやかなイメージを思わせる見た目だ。具材にも雪菜や仙台産の野菜をたっぷりと使っているので、皮と同じく、具の色も緑色。厚めの皮はもちもち感があり、冷めても固くなりにくい。ヘルシーで風味豊か、幅広い年代が楽しめる優しい味の野菜餃子は、現在仙台市内にある30店舗以上の飲食店で楽しめる。...»
いまや仙台の名物とも呼ばれている牛タンをしっかりとやわらかくなるまで煮込み、スパイスの効いたカレーにふんだんに使用した贅沢な逸品。口にいれたとたん、とろけるような舌さわりは、なんともいえない快感。カレーとの相性は抜群です!...»
仙台の清涼飲料水メーカー(トレボン食品)が開発、販売している、炭火焼き牛タン風味のサイダー。工場長が、ユーモアで被災地を元気付けようと、味より笑い優先だそうです。 口にした瞬間はサイダー。香りは牛タン、というかテールスープというか。テレビなどのメディアでも取り上げられている話題のサイダーです。コラーゲン1,000ml入り。優しい味です。 本物のお肉が入っているわけではなく、牛たんの風味を加え、隠し味にレモンの香料を入れています。...»
燕口に例えられる先のとがったスリムな姿と、皮が薄く果肉がしまり、ほのかな苦みのある独特の風味が特徴。 伊達藩の時代から作られ、400年の歴史を持つともいわれる東北の気候に合った早生品種。紫紺長茄子とも呼ばれる、10~12センチの小ぶりの細長いナスである。 仙台と、仙台と緯度の近い中国・東北部の一地区でしかうまく栽培できないとも言われている。旬は8月から10月で、漬物用として最適な品種とされている。仙台長なす漬は、郷土の伝統特産品。 旬 5月 6月 7月 8月 9月 10月 仙台長なす 統野菜の歴史は400年以上も続いています。その始まりは、1593年に仙台藩が朝鮮出兵から戻る...»
夏に収穫される大豆の一種で、外見と中身が鮮やかな翡翠色(緑色)をしていることから”青ばた豆(青大豆・ひたし豆)”とも呼ばれている。 大粒でやや平べったい形をしており、クセのない強い甘みを持つことから、和、洋を問わず、様々な料理で幅広く使われ、そのままゆでて枝豆のようにつまみにするといったシンプルな食べ方から、きな粉に加工されたり、鮮やかな色をいかして、宮城県の郷土料理に使われる”ずんだ”のもとにされたりと多様だ。 地元では、煮豆にしてしょうゆで味を調えた”ひたし豆”が人気。甘さとしょうゆの味わいが絶妙でクセになる味だ。...»
言わずと知れた仙台銘菓。宮城県の県花がミヤギノハギであることにちなんで名付けられた。萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月をイメージしたものである。 オリジナルカスタードクリームをたっぷりと使い、ふんわりとした高級カステラで包んだ、しっとりまろやかな菓子。 玉子の風味が濃縮されたカスタードクリームの甘さ加減が絶妙である。モンドセレクション特別金賞受賞。お菓子の本場ヨーロッパの人々をも魅了した銘菓。 萩の月(はぎのつき)とは、菓匠三全(宮城県仙台市)が1979年に販売を開始したカステラ生地で包まれたカスタードクリーム饅頭です。正式名称は『仙台銘菓「萩の月」』です。 萩の月は、仙台土産の定番...»
宮城を代表するお菓子「喜久福」。上品な甘さがやみつきになるひんやりスイートな生クリーム大福。 味は4種類。”抹茶生クリーム大福”は、高級抹茶を使用した抹茶クリームを、こし餡と、宮城県産のもち米「みやこがね」だけを使った柔らかなお餅で包み込んだ逸品。 その他、”生クリーム大福”、風味の良いだだちゃ豆入りずんだ餡の”ずんだ生クリーム大福”、芳醇な香りの”ほうじ茶生クリーム大福”などがあり、どれも素材にこだわった風味豊かな味である。 やわらかなお餅が包む、餡とクリームのベストマッチを追求し、丁寧に作られています。 素材にもこだわり、京都宇治産の上質な抹茶や旬の枝豆を使ったずんだ餡、厳選した小...»
仙台市に所在する株式会社白松がモナカ本舗が製造販売しているモナカ。 モナカの皮には自社の田畑圃場で生産した糯米 を、餡には北海道産の原料(十勝産の大納言・小豆など)を使っている。職人の手によって一つ一つ丁寧に作られた白松がモナカ。皮の香ばしさと、サクッとした食感、深みのある餡の甘みが楽しめる、仙台を代表する銘菓だ。 この最中のブランドは、全国的にも有名で、「全国銘菓」として知られていますが、特に宮城県内では「宮城県銘菓」として広く親しまれています。北海道でも人気があり、道内では北海道銘菓としても取り扱われることもあります。 このお菓子の読みについては、創業者一族の名字から「しろまつ」が正...»
仙台の笹かまぼこの老舗「阿部蒲鉾店」本店の名物“ひょうたん揚げ”は、蒸しかまぼこに衣をまとわせてサクサクふわふわに揚げた一品。 その見た目はアメリカンドックを連想させるが、実際に食べてみると、ふんわりと軽い食感が新しく、ほんのりと甘い衣とかまぼこの相性の良い味が楽しめる。 そのままはもちろん、ケチャップをつけてもまたおいしい。ひょうたん揚げは本店限定の販売。 平日でも列ができ、多いときでは一日4,000本以上も売れるほどの人気ぶり。 かわいらしい“ひょうたん”とおやつ感覚で食べられる手軽さが人気の理由です。 店頭で揚げたてを販売しているので“ひょうたん揚げ”をほおばりながら、美しい仙台...»
真っ白な丸い“かまぼこ”に、とろりとなめらかなクリームチーズがたっぷり入った、ふっくら、とろーり“チーズボール”。 かまぼこのふわっとした軽い口当たりと、クリームチーズの濃厚な味わいが程よくマッチし、新しい食感を愉しませてくれる。 お菓子のような見た目がおしゃれでひと口サイズということもあり、オードブルやお茶請けなど、幅広い用途で愉しめる。ちょっとした手みやげや贈り物などにすれば、素敵なサプライズを相手に届けてくれるだろう。...»
日本各地に「ゆべし」を名物にしているところがあるが、宮城県仙台市の「ゆべし」は、本来「ゆべし」を作るのに必要なゆずを使わずに作った飴菓子になっている。 なかにはくるみがよく入れられるが、これは仙台近辺で入手しやすかったためで、昔はくるみが貴重な蛋白源と脂肪源だったことから「油べし」と表記されることもあるようだ。 味付けはしょうゆをベースに、砂糖や黒砂糖などで調えられ、甘しょっぱい味に仕上げられている。 くるみゆべし 甘仙堂のくるみゆべしは、上質なもち米を使用した生地に、豊富なくるみを贅沢に練り込んでいます。 大きなままくるみを入れることで、ざっくりとした食感とくるみの香ばしい風味が生...»
厳選した落花生を煎り、砂糖と有精卵にて練り上げ、独自の製法を伝承してひとつひとつ丁寧に仕上げた焼菓子。卵に小麦粉、砂糖、落花生と材料も作り方もいたってシンプル。城下町・仙台自慢の「仙臺まころん」は、伝統から生まれた素朴な風味と形が残り、味わうたびにその温もりが伝わってくる。一口かじると、口の中に甘い香りが広がり、コーヒー・紅茶・日本茶に合う。栄養価が高く美容と健康にもおすすめのピーナッツを豊富に入れて、香ばしく焼き上げられている。 「まころん」とは、泡立てた卵白にラッカセイ、もしくはアーモンド・砂糖・小麦粉(一部のメーカーではバターも使用)を加えて、小さな球形に焼き上げた和菓子です。 この...»
仙台市内にある秋保温泉街にあるスーパー「主婦の店 さいち」ではオリジナル惣菜の品ぞろえが豊富。中でも、手作りの「おはぎ」は看板商品だ。 何回もテレビで紹介されています。名物のおはぎは平日に約5,000個、土・日には約10,000個も売れるほどの人気! 10センチはあろうかというその大きさと、こんもりと気前よく使われたあんこの量におどろく。 しかしほどよい甘さと素朴な味でペロリと食べられてしまう。添加物が一切使われていないのもうれしい。 味はあんこ・きなこ・ゴマ・納豆(納豆は毎日はない)の全4種類。価格もリーズナブル。手作りのため、売切れ次第終了となり、午後にはない日もあるというほどの人...»
仙台藩初代藩主伊達政宗が軍用味噌を他に頼らず自給しようと考え、仙台城下に設置した御塩噌蔵(おえんそぐら)と呼ばれる味噌醸造所で作らせたのが始まり。その味噌にならって製造されている味噌のことを「仙台味噌」と呼んでいる。米麹と大豆で作られ、辛口の赤味噌である。風味高く、そのまま食べる事もできるため「なめみそ」とも呼ばれる。材料や製法に対する名称であるため、仙台城下町(現在の仙台市都心部)以外で作られたものも仙台味噌と呼ぶ。現在は、仙台市を中心に宮城県で主に生産されている。...»