宮城県には大島、秋保温泉、愛宕神社などの観光スポット、どんと祭、鬼小十郎まつり、節分祭などの観光イベント、マコロン、冷やし中華、はらこ飯などのご当地グルメがあります。
宮城県は東北地方の中心ともいえる県です。宮城県全域の前身が仙台藩だったこともあって、歴史好きな人にはぜひとも訪れたい土地でしょう。仙台藩は伊達家が納めたために伊達藩と呼ばれることがあります。戦国武将・伊達正宗のイメージが強いことから伊達藩といった呼び名の方がよく知られているようです。仙台藩が明治の廃藩時に仙台県となり、そして現在の宮城県となりました。
四季を楽しむことができる東北自然歩道の新・奥の細道は、宮城県には29のコースがあり、四季の風景を楽しみながら散策ができる登山道や遊覧船で島に渡るコースなどがあります。例えば「旭山桜のみち」は、県内でも有数の桜の名所である前谷地駅前から県立自然公園旭山までの道を春には桜を見ながら楽しむことができます。天気が良い日には松島を見ることが可能で4.9kmの道ですから散策にはぴったりの道です。県立自然公園船形連峰の旗坂キャンプ場からブナやクルミの原生林をたどる「自然とブナの薫るみち」、は都会の中では難しい森林浴を十二分に楽しむことができる道です。29のコースそれぞれに特徴があり、自然を楽しむことができます。
宮城県を旅する楽しみは、自然豊かな風景ばかりではありません。宮城県は海の恵みや山の恵み、大地の恵みを味わうことができる食材王国であり、様々な食材を楽しむことができます。きれいな水の中でしか生きることができない牡蠣は、10月〜3月のシーズンになると食べ放題を行っている店舗など様々な店舗が登場し、その場で食べるだけなくお土産にもすることができる店舗もあります。中には遊覧船で離島に渡ってそこで牡蠣を楽しむことができるコースなどもあり、海のミルクといわれる牡蠣に目がない人は、一度は試してみたい旅の楽しみです。
宮城県といえば、代表的な米どころでもあります。宮城県はササニシキやひとめぼれといったブランドを産み出しており、コシヒカリを基にして宮城の気候風土に合わせて生まれたひとめぼれは、つやがありつつさっぱりとした味わいの米で、国内生産量も必ず上位を獲得している人気のお米です。新米など、旅と一緒にお米も楽しんでみてはどうでしょうか。
京都府の天橋立、広島県の宮島とともに日本三景に数えられる宮城県の松島。 江戸時代から日本を代表する景勝地として名高く、かの松尾芭蕉も「おくのほそ道」の旅の目的のひとつに松島への訪問を掲げたという。 松島湾には八百八島が浮かぶといわれるが、実際の島の数は260ほど。穏やかな海に松が茂る島がぽつぽつと浮かぶ様子は、松島でしか見られない光景。 遊覧船に乗って海上から眺めるのはもちろん、展望台から一望するのもおすすめ。 松島海岸駅から車で5分の高台にある「西行戻しの松公園」や、松島湾を囲むように位置する展望地「松島四大観」などがある。...»
秋保大滝は、宮城県仙台市太白区秋保町に位置する、日本を代表する名瀑の一つです。滝の高さは55メートル、幅は6メートルで、四季折々の美しい景観が楽しめるため、観光客や自然愛好家に人気のスポットです。また、秋保温泉と共に秋保エリアの観光の目玉となっています。 歴史と背景 秋保大滝の名前の由来は、古くから「秋保(あきう)」と呼ばれてきた地域名に由来します。秋保地方は、古来より温泉地として知られ、多くの人々が訪れてきました。滝そのものも、自然崇拝や神秘的な場所として古くから人々の信仰を集めてきました。滝の周囲には、神社や祠が点在しており、地域の人々によって大切に守られてきました。 滝の特徴 秋...»
828年に慈覚大師円仁が開山した寺。1609年に伊達政宗が再興し、寺名も「瑞巌寺」に改めた。伊達家の菩提寺となっている。 桃山建築の粋を尽くした建物は、政宗が130人の名工を招き、5年の歳月をかけて完成させたもの。 境内には今も多くの遺構があり、本堂と庫裡は国宝に指定されている。 本堂では、豪華絢爛なふすま絵や彫刻などを見ることができる。 宝物館では国重要文化財の本堂障壁画など、瑞巌寺に伝わる秘宝を収蔵・展示する。 瑞巌寺 瑞巌寺(ずいがんじ)は、日本の宮城県松島町にある臨済宗妙心寺派の寺院です。正式名称は「松島青龍山瑞巌円福禅寺」で、平安時代に慈覚大師円仁によって創建されました。...»
大崎八幡宮は、宮城県仙台市青葉区八幡に位置する由緒ある神社で、旧社格は村社に属します。社殿(本殿・石の間・拝殿)は国宝に指定されており、その豪華絢爛な権現造は、日本の伝統的な建築美を今に伝えています。また、毎年1月14日に行われる「どんと祭」での裸参りでも広く知られています。 ...»
奥州一宮として祟敬をあつめ、とりわけ安産守護、海上安全、大漁満足の神として信仰を集めている。“塩竈さま”の名で親しまれる。全国にある鹽竈(鹽竃・塩竈・塩竃・塩釜・塩釡)神社の総本社。 眺望のよい海に面しており、鹽竈桜、蝋梅(ろうばい)、多羅葉(たらよう)なども見事。 社殿14棟と鳥居1基が重要文化財に指定されている。これら社殿は、仙台藩4代藩主伊達綱村の時、1695年(元禄8年)に地鎮が行われ、5代伊達吉村の時、1704年(宝永元年)に竣工したものである。 鹽竈神社境内にある31本が「鹽竈神社の塩竈ザクラ」の名称で国の天然記念物に指定されている。花は八重で花の色は薄桃色。 春には花弁が約...»
伏見桃山城からの移築 観瀾亭は、もともと豊臣秀吉が建てた伏見桃山城にあった茶室であり、その歴史は戦国時代にまで遡ります。この茶室は、後に松島湾の美しい景勝地に移され、長きにわたり歴代藩主たちの納涼と観月の場として使用されてきました。 伊達政宗による移築 観瀾亭は、初代仙台藩主である伊達政宗が豊臣秀吉から譲り受け、当初は江戸の藩邸に移築されました。その後、二代藩主の伊達忠宗によって、さらに松島に移されたと伝えられています。これにより、観瀾亭は松島の風光明媚な地にしっかりと根付き、その歴史を紡いできました。 観瀾亭の建築と文化的価値 茶室の構造と意匠 観瀾亭は、こけら葺きの京間18畳2...»
白石城は、宮城県白石市に位置する日本の平山城で、別名は益岡城(枡岡城とも呼ばれます)。現在、城跡は白石市の指定史跡として保存されています。この城は、伊達家の重臣であった片倉氏の居城として、約260年間にわたり重要な役割を果たしてきました。 歴史的背景 白石城は中世には白石氏(刈田氏)の居館であり、戦国時代末期には何度か城主が変わりました。関ヶ原の戦いの後、江戸時代には仙台藩の家臣である片倉氏の居城となり、九州の八代城と並んで江戸幕府の一国一城制の対象外とされ、明治維新まで存続しました。現在見られる三階櫓や門は、1995年(平成7年)に史実に忠実に復元されたもので、「続日本100名城」にも選...»
五大堂は、宮城県宮城郡松島町に位置する景勝地・松島の象徴的な仏堂です。この堂は、臨済宗妙心寺派の寺院・瑞巌寺の境外仏堂として知られ、その歴史的・文化的価値は非常に高いものです。東北地方最古の桃山建築とされ、その美しい佇まいは訪れる人々を魅了します。 歴史的背景 五大堂の歴史は、大同2年(807年)に遡ります。伝承によれば、坂上田村麻呂が奥州遠征の際に毘沙門堂として建立したのがこの堂の始まりです。その後、天長5年(828年)に慈覚大師円仁が延福寺(現在の瑞巌寺)を開山した際に、五大明王像を安置したことから、この堂は「五大堂」と呼ばれるようになりました。 伊達政宗による再建 現在の五大堂は...»
宮城県と山形県の県境にある蔵王連峰の中央部に位置する火口湖でで、五色沼(ごしきぬま)とも呼ばれます。蔵王連峰の中央部の最も標高の高いエリアにあり、蔵王連峰の象徴として知られています。 周囲をぐるりと囲む外輪山と中央火口丘によって形成された地形は、まさに水を入れた釜を思わせます。火山活動によって湖水の水温が度々上昇することがあり、御釜の名称の由来はこの地形や水温の変化に由来する可能性があります。...»
秋保大滝植物園は、約200種、15,000本の植物が織りなす自然の宝石箱。春はシャクナゲ、初夏はツツジが咲き誇り、秋には燃えるような紅葉が訪れる人を魅了します。 散策の楽しみ、心洗われる風景 園内には、趣のある炭焼き小屋や、涼しげな音を奏でるすだれ滝などもあり、移ろいゆく季節を感じながら散策を楽しむことができます。 歴史と自然が融和する秋保エリア 隣接地には、修行の場として知られる大滝不動尊や、日本の滝100選にも選ばれた圧巻の景観を誇る秋保大滝があり、歴史と自然が融和した秋保エリアを満喫できます。...»
作並温泉は、広瀬川沿いに点在する多様な宿が特徴の温泉地で、仙台市と山形市を結ぶ国道48号沿いに位置し、仙台駅から車で約40分の距離にあります。 寛政8年(1796年)に開湯した歴史を持ち、現在は5軒の宿が広瀬川沿いに立ち並んでいます。露天風呂が人気の宿、地元食材を活かした創作和食が評判の宿、設備が充実したリゾートホテルなど、多彩な宿が揃っています。...»
松島湾最大の島で、嵯峨渓や大高森、稲ケ崎公園や美しい海水浴場など、景勝地や観光地が多く点在する。島内には、民宿や旅館が散在し、魚介類に富んだ旬の海鮮料理が楽しめる。四季折々を通して様々な景色を楽しめます。【規模】面績7.4k平方m 奥松島は、宮城県東松島市にある宮戸島(みやとじま)周辺を指します。松島湾の奥に位置することから「奥松島」と呼ばれています。 この地域には、松島湾を一望できる「大高森(壮観)」や、日本三大渓の一つ「嵯峨渓(さがけい)」、縄文時代の博物館、国の史跡など、自然の見どころが豊富です。 宮戸島は陸続きの島であり、車でアクセスできます。公共交通機関はなく、車がない場合はタ...»
昭和44年(1969年)に完成した宮城峡蒸溜所。ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝が新川(にっかわ)川の水で割ったブラックニッカを飲んだところ、「実に素晴らしい水だ」と感動し、宮城峡に第二の蒸溜所を建てることに決めたという。最近は、ガイドの解説を聞きながらの工場見学が人気(無料、所要時間30分)。キルン塔や仕込み棟、蒸溜棟、貯蔵庫などをめぐり、ウイスキー造りの貴重な現場を垣間見ることができる。見学後は、ゲストホールに移動してウイスキーの試飲とショッピングを楽しもう。ショップでは、旅の記念にぴったりの限定品などを販売している。...»
昭和38年に建造された伊達伯爵家邸宅、藩政時代の大名屋敷に類似した構造配置。現在の場所に移築され、中では会席料理などを味わうことができる。 ### 鍾景閣とは 昭和22年に昭和天皇が東北巡幸の際に宿泊し、平成9年には天皇・皇后両陛下(現: 上皇・上皇后両陛下)が第四十八回全国植樹祭の折に休息所として使用された旧伊達伯爵邸「鍾景閣」。この建物は、市民の貴重な財産として末長く利用されるように、明治後期の和風建築そのままに茂庭の地に復元されました。 ### 特徴と利用 鍾景閣は、伊達文化の情緒あふれる各部屋があり、小宴会から大人数の宴会、ご結納や長寿祝いなどの慶事にも利用されています。手...»
秋保温泉の入口にかかる覗橋を中心に、上流・下流に約1km続く奇観を呈した峡谷。遊歩道があり、間近で峡谷美を観賞できる。【延長】約1km 名取川が秋保石の大地を侵食して作り出した奇岩が並ぶ峡谷です。秋保温泉地区に位置しています。 磊々峡は、両岸の秋保石を浸食しながら流れる名取川の水が、急流や深い淵を形成し、変化に富んだ風景を楽しめる場所です。この峡谷の名は、1931年(昭和6年)に夏目漱石の門人でドイツ文学者の小宮豊隆によって名付けられました。覗橋の上下約1kmの範囲が磊々峡とされています。 秋保温泉の入口にある覗橋から下流に650mの散歩道が整備されています。この散歩道には、奇...»
岩手県の貎鼻渓や大分県の耶馬渓と並ぶ日本三大渓の一つに数えられる。太平洋の荒波と風雨に浸触されてできた断崖絶壁は驚きと感動の大パノラマが約2kmにわたり展開します。遊覧船で往復40分のコースをお楽しみ下さい。【規模】延長2km...»
慶長使節船サン・ファン・バウティスタの乗船見学、映像体験コーナー、帆船文化・技術展示コーナー、慶長使節展示コーナー、企画展示室 サン・ファン・バウティスタは老朽化により解体され、サン・ファン・バウティスタ号の後継船のほか、展望棟・ドック棟の展示内容を一新し、慶長遣欧使節を取り巻く歴史や、木造船・帆船文化等を分かりやすく学べるミュージアムにリニューアルのため長期休館。...»
東北の名峰として多くの登山客に愛される栗駒山は、標高1,626メートルで、宮城、岩手、秋田の三県に広がっています。 山頂は宮城県と岩手県の境界に位置しています。奥羽山脈に属し、焼石岳や神室山とともに栗駒国定公園や栗駒山・栃ヶ森周辺森林生態系保護地域に指定されています。二百名山や花の百名山の一つです。 夏の高山植物や秋の紅葉は特に美しく、多くの登山客が訪れます。栗駒山には原生林や湿原、湖沼など見どころがたくさんあります。 おすすめの登山コース 栗駒山には初級者から上級者向けまでさまざまな登山コースがありますが、特におすすめのコースは以下のルートです。 **いわかがみ平~東栗駒コース~...»
岩手県の猊鼻渓、大分県の耶馬溪と並び称される嵯峨渓は、宮城県奥松島に位置する景勝地です。太平洋の荒波によって長い年月をかけて浸食された奇岩や奇島のダイナミックなパノラマが楽しめます。 松島湾とは対照的な荒々しい美しさ 松島湾の穏やかな美しさとは対照的に、嵯峨渓は荒々しい岩々が立ち並ぶ雄大な景観が特徴です。遊覧船に乗って海上から眺める景色は圧巻です。 冒険心をくすぐる自然散策 遊覧船以外にも、嵯峨渓には自然散策を楽しめるコースが整備されています。奇岩の間を縫うように続く遊歩道を歩けば、まるで冒険映画の主人公になったような気分を味わえます。 距離 遊覧船のコースは約5kmです。...»
伊達政宗の孫、光宗の菩提寺で、霊廟の「三慧殿」は国指定の重要文化財。三慧伝の厨子には、洋バラやスイセン、ダイヤやハートなどのトランプ模様が描かれている。山門のすぐそばには縁結び観音があり、小さな縁結びこけしに願い事を書いて奉納できる(1体500円・税込)。そのほか、本堂での数珠作り体験もおすすめ(1,000円~、所要20分)。コースは天然石やガラス、プラスチックから選択でき、オリジナルの数珠は旅の記念にぴったり。境内にある石庭やバラの庭は必見。秋には紅葉ライトアップが行われ、幻想的な雰囲気の名庭園を楽しめる。...»
マンガ家石ノ森章太郎の作品世界の展示しています。また、図書・映像ライブラリーやマンガやアニメを作れるコーナーあります。 石ノ森萬画館の概要 石ノ森萬画館は、日本の漫画家である石ノ森章太郎(本名:石ノ森章太郎)の業績を称えるために設立されたミュージアムです。所在地は宮城県石巻市で、2001年に開館しました。この館は、石ノ森章太郎の作品や彼の人生、漫画文化の歴史を紹介する施設です。 石ノ森萬画館の設立と目的 石ノ森萬画館は、石ノ森章太郎が生まれ育った石巻市に彼の功績を記念して設立されました。彼の作品は、漫画だけでなくアニメや映画などのメディアにも多大な影響を与え、日本のポップカルチャーの発...»
東日本大震災の影響で閉館を余儀なくされた(旧松島オルゴール博物館)が、松島を代表する観光スポットを目指し「ザ・ミュージアムMATSUSHIMA」としてリニューアルオープン。 ベルギー王立博物館より譲り受けた、100点以上ものオルゴールのミュージアムスペースや、オープンカフェ、レストラン、ショップなどベルギーの魅力に触れられる。 新たに「北原トイコレクション」が仲間入り。もともと収蔵していたオルゴールコレクションを合わせた様々なコレクションが楽しめる施設として生まれ変わりました。 ザ・ミュージアム MATSUSHIMAの概要 ザ・ミュージアム MATSUSHIMAは、宮城県松島町に位置す...»
さまざまな万華鏡約1,000点をそろえた、世界で初めての万華鏡の美術館。見て、触って、作れる体験型ミュージアムです。自分だけの万華鏡が作れる体験もできます(有料)。 仙台万華鏡美術館の概要 仙台万華鏡美術館は、仙台市に位置する専門の美術館で、万華鏡の魅力を紹介する施設です。この美術館は、万華鏡に関する貴重なコレクションを展示し、その芸術的な側面や科学的な面を学べる場所として、観光客や地元住民に人気があります。 設立と目的 仙台万華鏡美術館は、万華鏡の美しさとその歴史的、文化的価値を広めるために設立されました。万華鏡は、その独特な視覚効果と美しい模様で多くの人々を魅了しており、この美術館...»
かつては東西500m、南北1,000m、本丸だけでも2万坪の広大な敷地にそびえていた仙台城。その面影は登城路や三の丸の遺構、再建された脇櫓とともに、山頂に築かれた石垣などに見ることができ、城跡の一部は公園になっています。 本丸の伊達政宗公騎馬像付近の展望台からは仙台市都心部や、仙台湾も一望でき、大広間遺構表示やガイダンス施設の仙台城見聞館を公開しています。二の丸は東北大学川内キャンパスとなっていて仙台七夕祭りの花火大会の際には打ち上げ場となっています。花火で賑わう仙台城跡もまた風流です。...»
「日本さくら名所100選」の地に選ばれた、東北有数の桜の名所として知られる船岡城址公園は明治維新まで柴田氏が居住した館跡です。現在はさくらのトンネルを走る全長305mの「柴田町船岡城址公園スロープカー」があり、船岡平和観音像の立つ山頂まで周囲の景観をゆっくり楽しむことができるので観光地として人気です。特に4月上旬から下旬に開催される「しばた桜まつり」では、県内外から20万人以上の人が花見に訪れ、雅な桜の姿を楽しんでいきます。...»
「杜の都」仙台の奥座敷と称される秋保温泉。その歴史は今から約1500年前と伝えられています。第29代欽明天皇の病がこの湯により全快され「名取の御湯」の称号を賜って以来、日本三御湯として全国から注目を集め、兵庫県の有馬温泉や愛媛県の道後温泉と並んで「日本三名湯」の1つにも数えられます。藩政時代には伊達家の入浴場もおかれた歴史を持つ秋保温泉は、仙台都心からも近いため、宿泊のみならず日帰り入浴にも利用できて便利! 豊かな自然環境と共に庶民の憩いの湯治場として広く慕われています。...»
「感覚」をテーマとした作品の展示及び演出が鑑賞・体験できるミュージアム。「見る、聴く、嗅ぐ、触れる、味わう」の五感を再認識することでこころを癒すとともに感性を磨き、イマジネーションや想像力を高め、人々の心の豊かさを追求する。 感覚ミュージアムの概要 感覚ミュージアムは、ユニークなミュージアムで、主に五感を使った体験型の展示を提供しています。このミュージアムは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった感覚を活用し、来館者に新たな体験を提供することを目的としています。 設立と目的 感覚ミュージアムは、感覚に関する教育と楽しさを提供するために設立されました。五感に基づいた展示やアトラクションを通...»
「海とガラスの庭園のミュージアム」をテーマとする美術館。平成9年文化功労者に選ばれた藤田氏の作品を常時100点展示している。...»
かつて日本の原風景ともいえる特徴的な「居久根(いぐね)」のある集落として美しい景観を見せていた仙台市若林区地区。今は失われてしまったその美しい風景のあった藤塚に「治する・食する・ 育む」をコンセプトに誕生する「アクアイグニス仙台」。藤塚の新たな営みやこれまでの文化が再び風景として紡がれる場。アクアイグニス仙台は、そんな場所となることを目指しています。 東北初出店となる辻口博啓(「つじ」は一点しんにょう)、日髙良実、笠原将弘の3氏プロデュースによるレストラン、スイーツ、ベーカリー、そしてカフェ「猿田彦珈琲」の他、物販店舗...»
平家伝説のまつわる定義如来本尊は縁結び、子授けに霊験あらたかとして名高い。安徳天皇の天皇塚もある。県内初の五重塔落慶。 定義如来 西方寺の概要 定義如来 西方寺は、宮城県仙台市に位置する仏教寺院です。この寺院は、浄土宗の寺院であり、その歴史と美しい建築、静かな環境で多くの人々に親しまれています。 歴史と背景 西方寺は、1596年に創建されたとされています。創建当初から、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしてきました。特に、創建当初から伝わる仏教の教えと伝統が今も受け継がれており、その歴史的な価値は大変高いとされています。 寺院の特徴 定義如来 西方寺は、以下のような特徴を持つ寺...»
南三陸311メモリアルは、東日本大震災に関する基本情報や、後世に伝え継ぐ地域住民の証言等の展示をはじめ、シアター、アート展示から構成されています。 ・シアターでは、南三陸町民の体験を基にしたドキュメンタリー証言映像(プログラム)を放映します。このプログラムを通して、自然災害を自分ごととして考え、防災について学ぶことができます。 ・アート展示では、「自然とともに生きることは壊れやすいものであるが、そう見えながらも続いていくもの」をコンセプトに、世界的に有名なアーティスト「故・クリスチャン・ボルタンスキー」の作品を展示します。 ・2階展望デッキからは、復興祈念公園、中橋、志津川湾等を望...»
道の駅おながわは「シーパルピア女川」「地元市場ハマテラス」「女川町まちなか交流館」「女川町たびの情報館ぷらっと」の4施設を1つのエリアで構成。 シーパルピア女川は海へまっすぐ伸びるレンガみちに隣接するテナント型商業エリアです。 女川のグルメを堪能することができる飲食店や、制作体験ができる工房など、さまざまな業種の店舗が出店する「シーパルピア女川」と、女川ならではの鮮魚や水産加工品の販売等、「海」をコンセプトにした店舗が出店する「地元市場ハマテラス」が営業しています。...»
115種約600頭の動物を飼育する東北最大級の動物園。アフリカゾウやキリンなどをひと目で見渡せる「アフリカ園」、スマトラトラやライオン、ホッキョクグマがいる「猛獣舎」、ヤギ・ヒツジや小動物とふれあえる「ふれあいの丘」、サル山、絶滅危惧種のクロサイやレッサーパンダなど見所いっぱい。一年を通じてさまざまな園内イベントを開催。...»
蔵王山麓に整備された園内には100頭を超すキツネが放し飼いにされている。おなじみのキタキツネのほか、銀ギツネ、ホッキョクギツネ、プラチナギツネなど6種類のキツネたちの自由に遊びまわる姿は壮観。所定の場所からエサやりができるのも好評。また、園内には、キツネのほか、ウサギやヤギ、ポニーなどもいて気軽にふれあうことができる。 100頭以上の放し飼いになっているキツネたちがお出迎え。おなじみのキタキツネと、めずらしい種類の銀ギツネ、ホッキョクギツネ(青と白)、プラチナギツネ、十字ギツネの合計6種類がいます。 園内は森の中に整備されており、歩けば後ろからついてくるキツネがいたり、衣服をひっぱるキツネ...»
東北地方全域を視野に入れた歴史系博物館。旧石器時代から現代までの歴史を中心とした展示、映像上映を行っています。敷地内には、江戸時代の古民家が移築・復元され、東北の伝統文化を幅広く紹介しています。また施設内のこども歴史館では、さまざまな体験を通して歴史を楽しく学ぶことができます。 総合展示室では旧石器時代から近現代までの東北地方全体の歴史を、時代別の9つのコーナーに分けて展示している。また詳細展示のコーナーを設け、東北地方の特徴をよく示す3つのテーマについて深く掘り下げた展示を行っている。 ...»
マンガ家石ノ森章太郎の作品世界の展示しています。また、図書・映像ライブラリーやマンガやアニメを作れるコーナーあります。 「仮面ライダー」などで知られる、マンガ家の石ノ森章太郎先生の記念館。生家近くの民家跡地を利用し建築された。漫画を万画(よろずが)。万人の嗜好に合う愛され親しみやすい無限大の可能性を持つメディアとした『萬画宣言』。記念館や石森の街並みから、石ノ森章太郎先生の目指した萬画文化が体感できます。 「仮面ライダー」、「サイボーグ009」など数々の名作を世に送り出した萬画家・石ノ森氏の作品、宝物、愛用品やトキワ荘の部屋再現などが展示されています。また少年時代を過ごした「生家」には幼少...»
釜房ダム湖畔にある東北唯一の国営公園。季節の美しい花々が咲く大花壇や花畑、大型遊具、東北6県の古民家がそろう「南地区」、キャンプ場やドッグラン、各種スポーツが楽しめる「北地区」、里山の自然や文化を体感できる「里山地区」に分かれる。年間を通してさまざまなイベントも開催され1日中楽しめる。 南地区・ふるさと村「ふるさと村」には、東北6県の古民家が移築され、懐かしい農村風景が広がる。古民家内ではパネルや古民具などの展示物で各県の文化を紹介。土・日曜、祝日を中心にさまざまなイベントが開催される。 釜房ダムの湖畔に位置する東北地方唯一の国営公園。「北地区」・「南地区」・「里山地区」の3地区に分かれて...»
白石城下のたたずまいを残す武家屋敷通りのうち一軒を解体修理して一般に公開。 白石城の北、沢端川沿いに武家屋敷が残る。旧小関家は中級家中の屋敷で、屋敷内の見学が可能となっている。 白石城主片倉家の家臣小関家の屋敷で、享保15年(1730年)の建築であることが確認されています。平成3年に白石市に母屋、門、塀が寄与されたのを機に創建当時の姿に復元され、平成5年には宮城県指定文化財となっています。屋敷は白石城の北、沢端川沿いの鬱蒼とした庭木に囲まれた場所に建っています。...»
伊達氏の11代当主の伊達持宗が1441年に建てた菩提寺で、回遊式の日本庭園が美しいと評判です。特に6月から7月にかけては、池の周りにアヤメの花が咲き誇ります。 禅庭園 聳え立つ三重塔がフォトジェニックな輪王寺禅庭園は、東北有数の名園として知られています。春から夏にかけてはサクラ・アヤメ・アジサイ・蓮などの花々が、秋は華やかな紅葉が、冬は雪吊りに囲われた松の木が、庭園の美しさを際立たせます。四季折々の自然の変化が趣深く、私たちの心に深い安らぎを与えてくれます。 三重塔 三重塔には、「釈迦如来坐像」が祀られており、毎月1日と15日に御開帳となります。自然石を使用し建立された高さ7.8メート...»
丸森町にて江戸時代から昭和にかけて7代にわたり栄えた豪商・齋藤家が残した、国の登録有形文化財に登録される貴重な建築や衣装、美術品などの収蔵品を展示する「蔵の郷土館 齋理屋敷」。「端午の節句」や「齋理の歳迎え」、「齋理の雛まつり」など、季節ごとに様々なイベントを開催しているのも見逃せない。まずはこちらの丸森町の文化や歴史を感じてみてはいかがでしょうか。 江戸時代後期から昭和初期にかけて、呉服・太物の商売に始まり味噌・醤油の醸造、縫製業など幅広い事業を展開し、七代にわたり栄えた豪商、齋藤理助氏。その屋敷および蔵を改装し、「蔵の郷土館」として開放したのが齋理屋敷です。 当時の衣類や美術品などが展...»
地底の森ミュージアムは約2万年前の遺跡を現地で保存公開している、旧石器時代を中心としたテーマミュージアムです。富沢遺跡で発掘された資料などから当時の環境と人類の活動を生き生きとよみがえらせる展示をしています。 人類の活動跡と森林跡を残す富沢遺跡を発掘されたままの姿で保存・公開する「世界中でここだけ」のミュージアム。当時の森を復元した野外展示「氷河期の森」では季節の花々も楽しめる。...»
1637年に建立された仙台藩(宮城県・岩手県南部)の初代藩主・伊達政宗公の霊屋瑞鳳殿は桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築で、1931年に国宝に指定されるも戦災によって焼失。現在の建築は1979年に再建されたもの。敷地内には、政宗公が眠る瑞鳳殿の他、二代、三代の霊屋や、発掘調査で発見された資料等を展示する資料館がある。...»
漁港ならではの製氷技術で約1週間かけて凍結させた氷柱が立ち並ぶ館内は、常時マイナス20℃!!透明感あふれる氷柱の中には、気仙沼港に水揚げされたカツオ・サンマなど約80種、450匹を展示 マイナス20度の施設内に、氷の中に閉じ込められたお魚達が、光の演出とともにまるで動いているようなに表現され、プロジェクションマッピングでは氷の中から魚達が館内を泳ぎ回ります。その他、氷で作られた気仙沼の観光キャラクターのホヤぼーやの氷像や透明度の高い氷の壁、様々な氷彫刻が展示され、沢山のフォトスポットもありインスタ映えします。また、館内外の壁には、ベルギー出身の壁画アーティストPSOMENによって描かれた壁画...»
気仙沼市魚市場に隣接した、三陸の海の幸が出そろう観光物産施設「気仙沼 海の市」。1階には、気仙沼港で水揚げされる魚介類やそれらを使った水産加工品などが並ぶ商店や飲食店、2階には観光サービスセンターや日本で唯一のサメのミュージアム「シャークミュージアム」があります。 常時スタッフのいる観光サービスセンターでは、市内の見どころ情報や食べ歩き、宿泊情報などが得られるほか、シャークミュージアムには、サメの実物模型やサメの不思議な生態などを分かりやすく解説した展示などがあり、サメの水揚げ日本一を誇る気仙沼ならではの驚きと魅力があふれる内容となっています。 また、同ミュージアム内の「復興シアター」では...»
登米には、明治時代に建築された学校、県庁、警察署などの洋風・擬洋風の建物が残っている。「みやぎの明治村」と称され、大切にされている。 教育資料館(重要文化財・旧登米高等尋常小学校)、警察資料館(県指定文化財・旧登米警察署庁舎)のハイカラな洋風建築物、廃藩置県当時に置かれた水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎)や重厚な蔵造りの商家など明治を偲ばせる建物が多く現存しており、その町並みから「みやぎの明治村」と呼ばれています。また、少し横道に入ると藩政時代の武家屋敷や史跡も随所に残っており、当時の面影を今に伝えています。 教育資料館登米懐古館警察資料館水沢県庁記念館伝統芸能伝承館髙倉勝子美術館 遠山之...»
大正・昭和の時代、松島公園内に存在した「松島パークホテル」の意匠を基に建築デザインされ、屋上からは松島湾を一望出来るスポットや、様々な体験プログラムが提供されている。 地上2階建ての商業施設で、屋上と庭園、博物館、ワークショップを開催する「離宮ホール」からなる有料エリアと、ショップや食事処、スターバックスコーヒーが並ぶ無料エリアに分かれている。「離宮ホール」では、こけしの絵付け体験など日替わりのワークショップや、着物のレンタルができる。 日本三景松島の観光商業施設。屋上からの景色は今までにない松島湾を一望できます。また、こけしを含めた様々な工房コーナーがあり、県内の工芸品やお子様用のワーク...»
秋保温泉街からすぐの山里にある、宮城の伝統工芸の職人たちが集まった集落。 職人たちは、ここで生活をしながら製作活動を続けています。伝統こけしや仙台箪笥など7つの工房があり、見事な職人技を間近に見ることができる他、体験メニューもありますので、オリジナル作品を作ってみてはいかがでしょうか。 散策路もあり、「こけしの森」の東端に作られたあずまやからは、秋保温泉旅館街を一望することができます。 仙台箪笥、こけし、埋もれ木細工、染織、木彫など業種はさまざま。職人の技をすぐ近くで見学することができるほか、気に入った伝統工芸品があればそちらを購入・注文することもできます。 こけしの絵付けなどの工芸体...»
日本三稲荷である竹駒神社は、842年(承和9)に創建された。衣・食・住の神々を祀り、多くの参詣者が訪れる。江戸時代に建てられた二層の楼門(随身門)、唐門などがある。 平安時代の創建といわれ、日本三稲荷の一社に数えられる竹駒神社。人間の衣食住を司る倉稲魂神・保食神・稚産霊神が祀られているため古くから人々の信仰を集めてきました。 宮城県の有形文化財に指定された唐門は、神社創建1000年を記念し、天保13年(1842)に建てられたと考えられています。江戸時代後期から末期に県内でつくられた神社建築の代表的な建物として高い評価を受けています。 毎年1月の初詣には、東北有数の参拝客が集まります。3月...»
「釣石神社」の名の由来は、御神体の巨石をしめ縄で釣りあげていて、今にも落ちそうに見えることから。祭神の天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、知恵の神様、学業の神様で、ご神体は、断崖に釣り上げられたように見える「釣石」が男の神様で周囲14メートル、下の巨石が女の神様で、およそ8メートル×4メートルある。 山の中腹から突き出た巨石が神社名の由来。落ちそうで落ちない石として受験の神様としての信仰を得ている。東日本大震災でもビクともせず、さらに話題となった。 崖の中腹から突き出た巨石が幾多の災害を乗り越えて鎮座し続けていることから、受験の神様として有名。合格祈願のため県内外から多くの参拝客が訪れる...»
繊細な表情を伝える等身大のろう人形200体あまりを使いながら、波乱に満ちた伊達政宗の生涯を名場面とともに再現した歴史博物館。 等身大のろう人形で名場面再現 初代仙台藩主である伊達政宗の生涯を、200体以上の等身大蝋人形を用いて、波乱に満ちた政宗の伊達政宗を25の名場面で再現しています。 シーンの一つには支倉常長をヨーロッパに送った場面も。 さらに、戦国時代の京の町並みや農村風景、工事のジオラマなども展示されており、東北が生んだ偉人太宰治や宮沢賢治、野口英世などのろう人形も見どころの一つです。 政宗パフェとこけしの絵付け体験 館内では、政宗公の兜をイメージした「政宗パフェ」や特大の「...»
開湯1000年以上の歴史を持つ鳴子温泉には5ヶ所の温泉地があり、それぞれ個性のある湯めぐりが楽しめます。 400本近くの源泉があり、豊富な湯量を誇るため多くが源泉かけ流しの風呂となっている。 日本の天然温泉には11種類(旧泉質)の泉質があるといわれ、鳴子温泉郷にはその内の8種類までが揃っており、環境省指定の国民保養温泉地になっている。 湯色も白濁、緑白、青色、茶褐色、黒色、無色などさまざまで、天候によって日ごとに変化する時もあります。 名物の栗だんごや、しそ巻きに舌鼓を打ちながら鳴子こけしや鳴子漆器を見て回るのも楽しそみ。 鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つ温...»
こけしの最も古い生産地、鳴子温泉。日本こけし館は、詩人で童話作家の深沢要さんのコレクションが寄贈されたことと、全国のこけし工人たちからこけし祭りへの奉納こけしが贈り続けられたことがきっかけとなり、開館。 東北各地のこけしが展示されているとともに、工人による木地挽きやロクロ描彩などの製作実演が見学できる実演コーナー、自分だけのオリジナルこけしが作れる絵付けコーナーもあります。 ぜひ、世界でひとつだけのこけしを描いてみませんか。絵付けしたこけしは、ロウで磨きピカピカにして、その日のうちに持ち帰ることができます。 こけし館前には、工人手描きの巨大なこけしがあります。帰りに、記念写真を撮るのもい...»
仙台の名物料理としての地位を高めつつある「牛タン」。肉厚で弾力がありながら、それでいてさっくりと噛み切れるほど心地よい食感。そして舌に広がるジューシーな味わいがたまらなく美味しい。原料の柔らかい箇所だけを使用した極上の牛タンを楽しみたい。 仙台の代表的なグルメとして知られる牛たん焼きは、意外にも昭和初期に生まれたものでした。 仕込みに秘密があり、塩をふって数日寝かせることで、やわらかく厚切りの牛たんが誕生しました。 現在は仙台市内に30を越える専門店があり、各店こだわりの牛たん焼きを楽しむことができます。 仙台の牛たん焼きの歴史は昭和23年にさかのぼります。当時焼き鳥店を営んでいた佐野...»
ずんだとは、えだ豆をすりつぶしたもの。かつてえだ豆を打って作ったことから漢字では「豆打」と書く。「じんだ」と呼ぶところもある。 ずんだを甘く味付けし、餅や団子にまぶした「ずんだ餅」が有名で、宮城県や山形県では昔から食べられてきた和菓子だ。お彼岸にはずんだのおはぎも作るという。最近、ずんだの存在が全国的に知られるようになり、チーズケーキ、ロールケーキ、シェイクなどのアレンジメニューも登場。 大丸東京店内のずんだ茶寮では、求肥の中にずんだあん入りの生クリームとプリンを入れた大福が人気を集めている。 仙台市内で人気の「ずんだ」は、枝豆をすりつぶして砂糖や塩で味付けした餡で、さまざまなスイーツに...»
”フカヒレ”の”フカ”とは、関西地方のサメ類の呼び名で、関東周辺では特に大型のサメを指す。そのサメの尾びれや背びれ部分を乾燥させたものをフカヒレといい、中華料理の食材に用いられている。 日本は世界有数のフカヒレ生産国として知られており、国内でサメの水揚げが最も多いのが、宮城県北東部に位置する気仙沼港だ。気仙沼のフカヒレは、加工技術も優れていることから高級品として扱われており、国内での取引の90%を占めている。 気仙沼市は、日本一のサメの水揚げ量を誇る町であり、古くからフカヒレの生産が盛んです。そのフカヒレは高級食材として評価される一級品で、気仙沼の風土と高い加工技術が生んだものです。 気...»
有数の漁場”三陸”の中でも黒潮と親潮が混ざり合う最も良質な漁場”金華山沖”の豊かな海でとれたサバを「金華サバ」と言い、石巻魚市場を中心に、地域ブランド化事業として新たに設けられたもの。厳正なブランド基準と、買受人の厳しい目で選ばれた魚は水産都市石巻の自慢の品。関東等では、高い時で1匹2、3万円で取引され、さらに、近年漁獲量がへっているため、”幻のサバ”と言われるまでになっている。三陸の冷たい海で育った「金華サバ」は脂ののりが違う。しめ鯖・塩焼き・味噌煮などで楽しめる。 旬 9月 10月 11月 宮城県・石巻港の絶品サバ料理 宮城県・石巻港は全国でもトップクラスの水揚げ量を誇り、...»
松島の味覚は、まず何といっても海が産んだ美味の結晶”松島カキ”。小粒で身がしまっているのが特徴。食べ頃は10月~3月頃。そのカキを使って松島の観光協会が力を入れ、新しい松島名物にしようと売り出しているのが「松島カキ丼」である。町内のさまざまな飲食店が競ってカキとご飯のおいしい組み合わせを提供している。カキの卵とじをご飯に乗せたもの、ふっくらと焼き上げたカキをご飯の上に並べたもの、仙台味噌の特製タレを使ったカキ丼、カキフライをご飯の上に乗せて丼仕立てにしたもの等色々ある。 旬 10月 11月 12月 1月 2月 3月...»
宮城県は全国でも有数の霜降り牛肉の産地。「仙台牛」とは、黒毛和種であること、仙台牛生産肥育体系に基づき宮城県内で肥育されたもののうち、枝肉規格でAー5、Bー5に格付評価されたものであることが条件となっている。厳しい定義により流通量を確保することが困難なため、希少価値も高い。平成6年度、13年度に全国肉用牛枝肉共励会で名誉賞を受賞するなど、まさに質、量、共に全国でもトップレベルを誇る牛である。...»
宮城県の南部に位置する白石市の名産品で、「うーめん」「ううめん」と読む。400年の伝統を持つ手延の乾麺で、一番の特徴は、約10センチ程度と長さが非常に短いこと。 また、油を一切使わずに、小麦粉と塩水のみで作られているため、消化も良く、子どもからお年寄りまで安心して食べられる。 ”温麺”は、江戸時代の初期、旅の僧から油を使わない麺の作り方を教わった息子が、「そうめんを食べたい」という胃病の父のために、苦心して作ったのが始まりといわれており、その温かい思いやりから「温麺」と名付けられたと伝わっている。 冷たくても“温麺”。温かな心から生まれた郷土料理「白石温麺」 宮城県白石市は、伊達政宗の...»
「気仙沼ホルモン」とは、まず第1に、生の豚ホルモンであること。第2に、味付けが味噌にんにくベースであること。そして第3に、千切りキャベツにウスターソースをからめて食べること。この3つをもって“気仙沼ホルモン”という。 約50年前、市内の精肉店の社長が韓国の人から味付けを教わったものが気仙沼ホルモンの味の基本となり、現在の味噌にんにくの味付けになったそうである。一般的にはボイル(ゆでたもの)が多いが、気仙沼では、昔から生のホルモンを焼くことで、美味しさを損なわないで食べられている。 気仙沼ホルモンは、宮城県気仙沼市を中心とした地域で受け継がれてきた、豚のホルモン焼き料理です。その起源には、1...»
”笹かまぼこ”は、宮城県の代表的な特産品で、旧仙台藩主伊達家の「竹に雀」の家紋に描かれている笹にちなんで、その名がついた。 かつて、この地域にはキチジやヒラメなどの白身魚を、すり身にして手のひらでたたき、焼いて保存食とする風習があり、それが現在の笹かまぼこにかわったようだ。 こんがりとしたきつね色で、やわらかくて歯切れがよく、ひと切れずつ封入されているので、おやつやおつまみで手軽に食べられる。 最近は、チーズや大葉(青じそ)などを練りこんだものや、スモークされたものもあり、店ごとの味の違いも楽しい。 「笹かまぼこ」は、ふっくらとした食感で、笹の葉の形をした仙台みやげの代表格です。 宮...»
山形・宮城両県にまたがる自然の宝庫、蔵王山。その山麓に蔵王高原牧場、蔵王ファームという二つの牧場(農業法人)がある。澄んだ水と空気、四季のはっきりとした気候風土。そのすばらしい環境の中で、牛たちは安全な飼料のもと、のびのび・すくすくと育まれている。子牛から大人牛になるまでストレスを感じさせることなくのびのびと育てられているのが美味しさの最大の秘訣。「ざおう牛」はこの二つの牧場でこだわりと真心を込めて創られた牛だけにつけられるブランド名である。...»
宮城県東部に位置し水産都市として有名な石巻市のご当地グルメは、全国でも唯一、茶色い麺を使った焼きそばである。 昭和20年代に考案されたといわれるこの茶色い麺は、焼いてもベタ付かない麺を考案する中で、中力粉を使用した生地を蒸して水で洗い、さらにまた蒸すという「二度蒸し」の工程を行うことで誕生した。 二度蒸しされた麺は香ばしくふっくらとし、だしの吸い込みが良く、味わい深い旨みを漂わせるのである。また二度蒸しされる途中で麺に含まれる「かんすい」が変化し、茶色くなると言われている。 その作り方は、調理の最後の焼き上げ時に、魚介系のだし汁で蒸すように焼上げ、目玉焼きと紅ショウガをトッピングする。そ...»
鳴子温泉に訪れたら、ぜひ味わっておきたいのが、名物“栗だんご”。甘く煮た栗を1粒まるごと包んだ柔らかなお餅に、とろりとしたみたらし風のしょうゆ餡をかけていただく逸品だ。 栗のほっくりした食感とやさしい風味が甘辛い餡とよくマッチし、あとを引くおいしさ。スイーツ好きはもちろん、甘いものが苦手な方にも味わってほしい、親しみやすくてちょっと贅沢な和菓子だ。 温泉街の店先で食べる出来立ては、もちもちの食感を楽しむことができるので特にお薦め。 「餅処 深瀬」は創業1899年、三代続く老舗和菓子店です。日をまたいでの作り置きはしないため、遅い時間には完売しています。イートインスペースで温かい栗団子を食...»
「つゆはっと」はすいとんの一種で、小麦粉の生地を薄く延ばしてちぎった「はっと」を汁で煮込んだ料理。醤油か味噌で仕立てられ、「汁はっと」とも呼ぶ。そのおいしさから農民が小麦料理を好むあまり、米をつくらなくなっては困ると殿様が「ご法度」にしたという由来もある。 特に宮城県登米地方では、具に名産の油で揚げた麩「油麩」を加えたものが親しまれている。年間通して食されるが、「はっと」のおしることともに冬に楽しまれることが多い。 旬 1月 2月 12月 はっと料理を集める「全国はっとフェスティバル」 日本一はっとフェスティバル(にほんいちはっとフェスティバル)は、宮城県登米市迫町で開催され...»
宮城県の北東部、太平洋に面する南三陸沿岸は、細かく入り組んだリアス式海岸となっている。栄養が豊富で潮の流れが良いため、魚介類や海藻類の宝庫である。そんなミネラルたっぷりの海水の中で、栄養豊富なワカメなどを食べて育っているため、宮城の「うに」は甘さとコクが違う。この地方で採れるのは「キタムラサキウニ」。6月から8月のお盆前までが旬である。獲れたてのウニの殻を二つに割り、殻付きのままスプーンですくって食べたり、お寿司やウニ丼で食べたりするのがおススメ。 旬 6月 7月 8月 ...»
仙台名物の牛たんと麦飯のお弁当。一枚ずつ丁寧に網焼きされた牛タンは、ギュっと旨味が凝縮されているのが分かる香ばしさだ。 可熱材入りの容器を使用しているため、紐を引くだけで温まる加熱式の牛たん弁当。ひもを引いて5分でいつでもアツアツを味わえる。 弁当には花人参煮、万来漬け(胡瓜、大根、人参、みょうが、菊、しその実)、パック七味唐辛子入り。お米はひとめぼれを使用。仙台駅で購入できます。...»
”ニューサマーオレンジ”、日向夏、小夏とも呼ばれ、普通のみかんよりは少し大きめでなめらかな表面と鮮やかな黄色の外見をした柑橘類。 控えめの甘さと、さわやかな酸味がグレープフルーツやレモンに近い味わいで、果皮は厚さはあるがやわらかく、ふわふわとした食感の白皮がさっぱりとした味わい。 りんごのように薄く外皮を剥いて果肉と一緒に食べられる。薄くスライスして、砂糖や蜂蜜をかければ、酸味と甘みがあいまったかんたんデザートとして楽しめる。 旬 4月 5月 6月 ヒュウガナツ(日向夏、学名: Citrus tamurana)は、ミカン科ミカン属の常緑低木の柑橘類です。宮崎県が原産地で、江戸時...»
冬から春にかけて旬を迎える「ホッキ貝」を割下でさっと火を通し、醤油味で煮込み、煮汁で炊いたご飯とともに食す亘理地域の郷土料理。貝の旨味を堪能できるご飯と、ふっくらと仕上がるホッキの身の食感がたまらない。貝の身は熱を加えると鮮やかな紅色に変化するため、目でも楽しむことができる。 【歴史・由来】宮城県南部の沿岸にある亘理町を中心に、冬から春の味覚として愛されている「ほっきめし」。亘理町の荒浜漁港や隣町山元町の磯浜漁港では古くからホッキ貝の漁が盛んであり、家庭の味のひとつであったようだ。 【おすすめの食べ方】ホッキ貝の旬である12月~5月になると町内の家庭や飲食店で「ほっきめし」をはじめ、天ぷら...»
宮城県亘理町の郷土料理として有名な「鮭はらこめし」。伯養軒特製の醤油で味付けした鮭とイクラの「親子」の相性が抜群で、どんどん箸が進む。牛タンと並び人気を集めるリピーターの多い駅弁。 はらこ飯(はらこめし) 炊き込みご飯の一種で、醤油や味醂などと一緒に鮭を煮込んだ煮汁で炊き込んだご飯の上に、客に供する前に、鮭の身とイクラ(はらこ)をのせる料理です。弁当ではこれらが要素であるが、店舗で供される場合は、さらに鮭のあら汁を合わせるのが一般的です。 なお、単に炊飯された白飯の上に鮭の身(湯掻いたものの場合と刺身の場合あり)とイクラをのせた「鮭イクラ丼」とは区別されます。 JR東日本の仙台駅や盛岡...»
鮭の煮汁で炊いたご飯の上に、鮭とイクラをのせ、刻みのりなどを添えて食べる鮭の親子丼。鮭の漁が盛んだった亘理荒浜地方の漁師が考案したとされる。名の由来は諸説あるが、イクラは鮭の腹にいる子だから腹子(はらこ)といわれている。 仙台藩主 伊達政宗が亘理荒浜地方の運河工事視察を行った際に、地元漁師からはらこ飯を献上され、とても喜んだという言い伝えが残る。現在では、はらこ飯は全国的に有名になり、特に鮭が旬である秋頃には、多くの観光客がはらこ飯を目当てに訪れる。駅弁としての人気も高い。 旬 9月 10月 11月 12月 はらこ飯(はらこめし) 炊き込みご飯の一種で、醤油や味醂などと一緒に鮭...»
秋の味覚の代表のひとつ“なし”。利府町では赤なしの代表品種である「長十郎」や「あきづき」のなどを中心に“利府梨”として栽培・生産している。 歴史も古く、1884年に20アールの水田を畑に変え150本の梨の木を植えたのが始まり。 今では梨を使ったワインや洋菓子なども誕生し、特産品として人気も上々。なしの収穫時期ともなると、町内では「梨祭り」が開催され、種飛ばし大会なども行われて賑わいを見せる。また、直売所が軒を連ねる利府街道の風景は、秋の風物詩ともなっている。 旬 9月 10月 利府町の梨の栽培は有名で、「利府梨」として知られる品種が特に代表的です。 利府の特産とされる梨には...»
「貝の王様」とも呼ばれる“ほっき貝”。旬は12月中旬~4月頃で、ほどよい甘みがあり、刺し身やサラダなどで食される。宮城県では、山元町近辺で多く漁獲され、旬になると地元の多くの家庭で伝統の「ほっき飯」が作られる。 軟骨を取り除き線切りにしたほっき貝に、人参の線切り、貝のむき汁、醤油、砂糖を加えて煮る。 ご飯は、この煮汁を加えて炊きあげ、調理した貝をのせ、蒸して完成。山元町では、毎年2月下旬~3月頃には「ホッキ祭り」が開かれ、名物の「ほっき飯」を目当てに多くの観光客が訪れる。...»
日本一のサメの水揚げ港である気仙沼は、中華料理の高級食材フカヒレの日本一の産地でもある。 フカヒレラーメンは鶏・豚がらスープ・たけのこ・しいたけ・えのきだけ・ホタテの貝柱・鶏肉などの食材を使い、オイスターソースで仕上げたスープに一枚ずつ手作業で加工した厳選されたフカヒレをあわせたふかひれのコラーゲンが溶け込んだ特製あんかけスープが特徴。 これにストレート細めん半生タイプの麺にお好みの温野菜(チンゲンサイなど)を茹で上げ盛り付けしたものである。...»
枝豆は大豆の未熟な実である。大豆は中国が原産で、枝豆として盛んに用いられるようになったのは、江戸時代からと言われている。 ちゃ豆は古い時代からあったが、「仙台ちゃ豆」と呼ばれる様になったのは近年のこと。 宮城県内では丸森周辺、仙台・名取周辺、米山周辺、菅生周辺で「仙台ちゃ豆」を多く生産している。 一見普通の枝豆と変わらないが、さやの中の「豆」を覆っている薄皮が茶色なのでちゃ豆と呼んでいる。一般的に茶まめは香りが高くて美味しい。 旬 6月 7月 8月 サヤの毛や豆の薄皮が少し茶色がかっているため、「茶豆」として知られるこの品種は、名取市で広く栽培されてきました。 茶豆は鮮度が...»
日本の三大牡蠣名産地のひとつ宮城県。親潮と黒潮が出会う三陸の海、松島で育ったこだわりの鳴瀬の牡蠣は小粒で身のひきしまった歯ごたえのある豊かな味わいが自慢。 旬は、10月から翌年4月。牡蠣は、肝機能を高めるグリコーゲンや動脈硬化予防に効果のあるタウリンをはじめとして、カルシウムや鉄、亜鉛、銅、ビタミンB1、B2、葉酸などが多く含まれるなど栄養の宝庫。 そのため、スタミナ不足の解消、病後、産後の回復、母乳分泌などに効果があり、昔から“海のミルク”と呼ばれている。 旬 10月 11月 12月 1月 2月 3月 日本の沿岸には約22種類のカキ類が存在し、そのほとんどが食用に適しています。市場に...»
「ずんだ」とは枝豆でつくられる緑色の餡をさす。ゆでた枝豆の甘皮をとりのぞき、すり鉢でつぶしたものに砂糖を加え、塩と水で味を調えたもの。それをつきたての餅にからめた郷土菓子が「ずんだ餅」。 枝豆の風味豊かな甘い香りは年中行事に欠かせない一品 米どころの宮城県には笹巻き餅やくるみ餅、納豆餅など年中行事や祝い事で食される餅料理が50種類以上あると言われる。 その中でも風味豊かなずんだ餅は人気が高く、現在でもお盆などに多くの家庭で食べられる。 ずんだクレープやずんだシェイク、ずんだアイスクリームなど、さまざまなずんだの派生料理も存在する。 【歴史・由来】賓客のもてなしなど特別な機会に餅をふる...»
亘理町・山元町は、温暖な気候を生かしたイチゴの栽培が盛んで、東北屈指の生産量を誇る。宮城県産のイチゴは、その多くが「仙台いちご」のブランドで親しまれている。 「仙台いちご」は、主にとちおとめとさちのかの2品種を栽培。そして、宮城県独自の品種として、”もういっこ”という新しい品種を約10年かけて開発した。 この”もういっこ”は、粒が大きいことと、さわやかな甘さが特徴で、甘味と酸味のバランスが良く、すっきりとした味わいとなっている。 旬 2月 3月 4月 5月 6月...»
宮城県は日本屈指のほやの産地(全国の70~80%)。ほやは”海のパイナップル”として多くの人に親しまれている。 一般的に食べられているのは「マボヤ」だが、主に東北の三陸海岸で棲息。体長は約15cm、直径10cmまで成長するが、そこまでに3~4年かかる。 ミネラルたっぷりで、セレニウムやタウリン、グリコーゲン、鉄分も豊富な優れた海産栄養品だ。 旬は5月~8月。冬のホヤに比べてグリコーゲン含有量は7倍以上になり、肉厚も大きくなり、甘みと旨味も増す。調理方法は刺身、酢の物、お吸い物等。 旬 5月 6月 7月 8月 ホヤ ホヤは、尾索動物亜門ホヤ綱に属する海産動物の総称であり、20...»
昭和38年に大崎市(旧古川市)にある宮城県古川農業試験場で、母ハツニシキ、父ササシグレの子として誕生。炊きあげたときに香りが良く、光沢があり、あっさりとした食味で、飽きがこないと言われる。 また、「ササニシキのおいしさに一度魅せられたら他の品種では・・・」と言われるほど、40年以上もの間、地元で親しまれ続けている。“シャリはササニシキ”と言われているように、寿司職人をはじめとした多くの人からいまだに根強い人気を得ている。 旬 9月 10月 11月 「ササニシキ」は、昭和38年にハツニシキとササシグレを交配して育成された品種です。炊き上がりの香りや粘り、色つやが良く、程よい硬さの食...»
海のパイナップルと称されるホヤは夏が旬。宮城県は全国有数の養殖地だ。日本、朝鮮各地の沿岸に分布するが、太平洋側では宮城県牡鹿半島、日本海側では秋田県男鹿半島以北に多い。 ホヤ独特の香りやクセを和らげるために味噌焼きにしたり、ごはんに炊き込んだりと、様々に調理された料理が民宿や料理店で食べられる。5月下旬には、石巻市で「ホヤ祭り」も開催。 ホヤとシイタケ、タケノコ、ネギなどを一緒に炒めた具を、ホヤを練り込んでつくった皮で包んだホヤまんじゅうなどもある。 ホヤ ホヤは、尾索動物亜門ホヤ綱に属する海産動物の総称であり、2000種以上が知られています。別名で「海のパイナップル」とも呼ばれていま...»
宮城県西部に連なる奥羽山脈からの豊かな川の流れで潤う広大で肥沃な仙台平野。 夏は十分な日照に恵まれながらも厳しい高温にはならず、昼夜の適度な気温差を有しているため稲はゆっくり、じっくり登熟する。 粘質で養分を豊富に含んだ土壌は稲の健やかな生長に最適。 水、地形、気候、土壌などすべての条件に恵まれているため「ひとめぼれ」をはじめとする美味しい宮城米が育つ。「ひとめぼれ」は、色々な料理にぴったりで料理の幅を広げてくれる。 ひとめぼれは冷害にとても強く、味とかおりが良く、ねばりの強いお米です。 旬 9月 10月 11月 「ひとめぼれ」は、平成3年にコシヒカリと初星を交配して栽培さ...»
南三陸町志津川地区は、「西の明石、東の志津川」といわれるほどのタコの名産地。 なかでも、志津川町の寺浜沖で漁獲されるタコは、南三陸タコは“志津川ダコ”のブランド名で呼ばれ、東京・築地市場でも高値で取引されるほどだ。 って? アワビ食べて育つと言われ、「西の明石、東の志津川」と呼ばれるほどの名物タコ 志津川のタコがおいしいのは、エサにアワビなどの一級品を食べて育っているからとも言われている。 タコはエサによって味が変わる唯一の生き物で、南三陸のタコは、魚介類の育成に理想的と言われる志津川湾で、ウニ、ほたて、ツブ、アワビなどの一級品を食べて育つグルメなタコです。 伝統のタコ飯をはじめ、...»
仙台茄子は、伊達藩の時代から作られてきた、400年の歴史を持つともいわれる東北の気候にあった早生品種。 紫紺長茄子とも呼ばれる小ぶりの茄子で、先の尖ったスリムな形状で、早生のため色つやが良く、皮も薄いので、漬物用にピッタリ。独特のほのかな苦みと風味が特徴です。茄子の皮にはポリフェノールが多く含まれている。 「仙台長茄子漬け」は宮城県仙台の漬物で、すんなりとした細長い茄子を塩漬けや醤油漬けにしたもの。柔らかく上品な味わいで、温かいご飯はもちろんこと、酒の肴やお茶請けなどに食されている。 仙台長なす 統野菜の歴史は400年以上も続いています。その始まりは、1593年に仙台藩が朝鮮出兵から戻...»
”冷やし中華”は昭和12年に考案した涼拌麺がルーツといわれる。当時の中華料理店では、現代とは異なり冷房などもなく、油っこくて熱いイメージの中華料理は夏場の売り上げは低下していました。 その解決策と、「七夕まつり」で仙台市へ訪れる客への暑い日でも食べられる冷たいおすすめ料理として、仙台市の中華料理店「龍亭」の初代が中心となって結成された「仙台支那ソバ組合」が考案した麺料理。 夏バテを防ぐために、野菜をたっぷり使い、食欲を増進させる酸味を加えて、試行錯誤の末に考案されたのが「涼拌麺(冷やし中華)」です。 当時の冷やし中華は、現在のものとは違うといわれているが、それが戦後になって、麺と一緒に食...»
松島湾はあなごの生育に適した産地。年30~50トンの水揚げがある。小ぶりだが、脂が乗り、うま味が強い。7月~8月が旬。 関西では焼きあなご、関東では煮あなごが好まれる。煮あなごには、醤油の色合いをつけずに短時間で白くあげた沢煮と、とろけるほど柔らかく煮たものがある。 あなごは体長は大きいもので90cm位までになるが、40~50cm位のものがおいしい。日本全国の内湾の砂泥底に生育し、昼間は砂泥の穴の中から頭だけ出し夜になると餌を求め活発に活動する夜行性の魚。 旬 6月 7月 8月 松島は冬には美味しい「牡蠣」、夏には美味しい「穴子」が有名な観光地です。 日本屈指の漁場である三陸...»
お盆などの精進料理として欠かせないもので、普茶(ふっちゃ)料理(一緒盛りの精進料理)の影響を受けたものと言われている。お盆・お彼岸の仏様へのお供えは、ずんだもちと「おくずかけ」がセット。旬の野菜と油揚げ・きのこ・こんにゃくなどを煮て、くず粉(ジャガイモでんぷん)でとろみをつけて頂く料理。現代では、冠婚葬祭など、お赤飯を炊く時にもよく食べられる。お赤飯はもちもちしていて、喉の通りが悪いため、おくずかけのとろみがとてもマッチしている。...»
“凍みっぱなし”とは、豆腐を凍結・熟成させたもので、大崎市岩出山地域に古くから伝わる製法で作られる保存食。東北の長い冬の貴重なたんぱく源として重宝されてきた。 乾燥させた“凍み豆腐”とは異なり、熟成させたままの状態なので、柔らかく食べやすいのが特徴。 これを使ったご当地メニューが“凍みっぱなし丼”だ。 甘辛いたれを絡めた“凍みっぱなし”を揚げ、卵でとじたカツ丼風の一品で、さっくりとした食感とやわらかくジューシーな口当たりが美味。 大崎市の岩出山地域や鳴子温泉地域の飲食店で味わうことができる。 大崎市を代表する特産品といえば、「凍み豆腐」が有名ですが、「凍み豆腐」を乾燥させず、凍らせた...»
宮城県金華山沖で獲れる「金華さば」を、黒酢を使って香り豊かな酢〆に。笹の葉に包まれた棒ずしは、まるまると肉厚でもっちりした食感が嬉しく、まろやかでキツすぎない酢加減も絶妙。鯖と酢飯のタッグが堪らない。 金華サバ 有数の漁場”三陸”の中でも黒潮と親潮が混ざり合う最も良質な漁場”金華山沖”の豊かな海でとれたサバを「金華サバ」と言い、石巻魚市場を中心に、地域ブランド化事業として新たに設けられたもの。 厳正なブランド基準と、買受人の厳しい目で選ばれた魚は水産都市石巻の自慢の品。関東等では、高い時で1匹2、3万円で取引され、さらに、近年漁獲量がへっているため、”幻のサバ”と言われるまでになっている...»
飽きのこない風味と繊細な後味が楽しめる、純米大吟醸酒“松島の吟風(かぜ)”。 その名の通り、松島を吹き抜ける風のようなさわやかさと、料理と調和するまろやかな味わいが楽しめる。 特に、白身魚との相性は抜群だ。そんな味わいの原料となるのが、地元生産組合が有機農法で育てた松島産酒米の“吟の精”。 原料、酒造りともに松島印の地酒だ。流れるような筆使いが印象的なパッケージも洗練されており、ギフトにも最適の一品。 阿部勘酒造店 宮城県塩竈市西町に所在し、1716年に創業されました。代表銘柄は「阿部勘 Abekan」であり、地元のパワースポットである塩竈神社と縁が深く、その御神酒御用酒屋として伊達...»
仙台の伝統野菜である“雪菜”を皮に練り込み、緑色が鮮やかな“仙台青葉餃子”。皮の材料の4割以上に雪菜が練りこまれており、新緑のさわやかなイメージを思わせる見た目だ。具材にも雪菜や仙台産の野菜をたっぷりと使っているので、皮と同じく、具の色も緑色。厚めの皮はもちもち感があり、冷めても固くなりにくい。ヘルシーで風味豊か、幅広い年代が楽しめる優しい味の野菜餃子は、現在仙台市内にある30店舗以上の飲食店で楽しめる。...»
いまや仙台の名物とも呼ばれている牛タンをしっかりとやわらかくなるまで煮込み、スパイスの効いたカレーにふんだんに使用した贅沢な逸品。口にいれたとたん、とろけるような舌さわりは、なんともいえない快感。カレーとの相性は抜群です!...»
日本の秋の味覚として名高い「サンマ」。宮城県の「サンマ」は、全国第2位の水揚げ量を誇る名産品のひとつ。 8~10月の旬の時期には、毎日数トンにもおよぶ新鮮な「サンマ」と、それを求める人たちで賑わう。宮城県の「サンマ」は、脂がのっていて塩焼きにすると最高においしいが、現地で楽しめる環境があるならば、ぜひ刺身を試して欲しい。 酢味噌や薬味醤油をつけて食べる脂がのった「サンマ」は絶品というにふさわしい味わいだ。 旬 8月 9月 10月...»
南三陸町の名物にと、町内の複数の飲食店が協働して考案した、キラキラと輝く見た目と豪華な味わいが特徴の名物丼です。 仙台の沿岸部はリアス式海岸で有名で、沿岸漁業や養殖が盛んなため、新鮮で美味しい海産物が豊富です。 春夏秋冬で異なる魚介を楽しめ、それぞれの季節に合った地元産の海鮮、旬の魚介類を贅沢に盛り込んでいます。見た目も味も豪華な丼ぶり。 「春つげ丼」「うに丼」「秋旨丼」「いくら丼」といった四つのバリエーションがあります。 各店舗ごとに丼の具材や付け合わせの小鉢にも個性が光り、四季を感じるこだわりの味をぜひお楽しみください。...»
大粒で形が良く上品な甘味で柿の王様と言われる”蜂屋柿”を原料に、ていねいに皮むきをした後、天日と蔵王おろしの寒風の中、一ヶ月の間じっくりと乾燥させたもの。 この製法がシブ味を抜き、豊かな甘味の美味しい干し柿に仕上げてくれる。 このように、木枯らしが吹くとても寒い所に干して作る柿という事から「枯露柿」の名前の由来となる。 ”ころ柿”は第三の栄養素として、近年にわたってにわかに脚光を浴びている「食物繊維」を多量に含む食品として注目されている。 旬 9月 10月 11月 蜂屋柿は、天然の甘さが特徴で、宮城県丸森町を代表する特産品のひとつです。 町内の直売所にて販売しているほか、町...»
仙台の清涼飲料水メーカー(トレボン食品)が開発、販売している、炭火焼き牛タン風味のサイダー。工場長が、ユーモアで被災地を元気付けようと、味より笑い優先だそうです。 口にした瞬間はサイダー。香りは牛タン、というかテールスープというか。テレビなどのメディアでも取り上げられている話題のサイダーです。コラーゲン1,000ml入り。優しい味です。 本物のお肉が入っているわけではなく、牛たんの風味を加え、隠し味にレモンの香料を入れています。...»
燕口に例えられる先のとがったスリムな姿と、皮が薄く果肉がしまり、ほのかな苦みのある独特の風味が特徴。 伊達藩の時代から作られ、400年の歴史を持つともいわれる東北の気候に合った早生品種。紫紺長茄子とも呼ばれる、10~12センチの小ぶりの細長いナスである。 仙台と、仙台と緯度の近い中国・東北部の一地区でしかうまく栽培できないとも言われている。旬は8月から10月で、漬物用として最適な品種とされている。仙台長なす漬は、郷土の伝統特産品。 旬 5月 6月 7月 8月 9月 10月 仙台長なす 統野菜の歴史は400年以上も続いています。その始まりは、1593年に仙台藩が朝鮮出兵から戻る...»
夏に収穫される大豆の一種で、外見と中身が鮮やかな翡翠色(緑色)をしていることから”青ばた豆(青大豆・ひたし豆)”とも呼ばれている。 大粒でやや平べったい形をしており、クセのない強い甘みを持つことから、和、洋を問わず、様々な料理で幅広く使われ、そのままゆでて枝豆のようにつまみにするといったシンプルな食べ方から、きな粉に加工されたり、鮮やかな色をいかして、宮城県の郷土料理に使われる”ずんだ”のもとにされたりと多様だ。 地元では、煮豆にしてしょうゆで味を調えた”ひたし豆”が人気。甘さとしょうゆの味わいが絶妙でクセになる味だ。...»
雄大な蔵王の自然で育った健康な牛たちから搾った、新鮮な牛乳を使って作る「蔵王チーズ」。ひとつひとつ丁寧に手作りで製造している。やわらかくクリーミーな味わいのクリームチーズやブラックペッパーのスパイスが効いたペッパーゴーダ、スモークチーズなど種類も豊富だ。...»
言わずと知れた仙台銘菓。宮城県の県花がミヤギノハギであることにちなんで名付けられた。萩が咲き乱れる宮城野の空に浮かぶ満月をイメージしたものである。 オリジナルカスタードクリームをたっぷりと使い、ふんわりとした高級カステラで包んだ、しっとりまろやかな菓子。 玉子の風味が濃縮されたカスタードクリームの甘さ加減が絶妙である。モンドセレクション特別金賞受賞。お菓子の本場ヨーロッパの人々をも魅了した銘菓。 萩の月(はぎのつき)とは、菓匠三全(宮城県仙台市)が1979年に販売を開始したカステラ生地で包まれたカスタードクリーム饅頭です。正式名称は『仙台銘菓「萩の月」』です。 萩の月は、仙台土産の定番...»